ソノマの暮らしブログ

カリフォルニア州ソノマに住んで25年。第二の故郷と決めた美しいワインカントリーで、ワインを追いかけて暮らしています。

そのまちゃん




そのま ちゃん

数年ぶりに旧友と再会。アメリカ人の男性と結婚されて可愛い女の赤ちゃんが生まれて、素敵なお母さんになって幸せそうだった。

赤ちゃんの名前は「そのま」。文字通り私が住む町、ソノマから取ってつけた名前だというので、すっかり嬉しくなってしまった。

ソノマの行きつけのカフェで、ランドマークのシャルドネ、オヴァールックとベッドロックのシャルドネで乾杯。ランドマークのシャルドネは良くできたカリフォルニアらしいふっくらとしたシャルドネ、ベッドロックはやさしい味わいの軽やかなミネラルが感じられるシャルドネ。雨天の日が続いていたのに、今日は快晴。柔らかな春の日差しを浴びながら、美味しく楽しく飲んだ。ランドマークは良質のシャルドネ生産ワイナリーとして定評がある。ベッドロックはレイヴンズウッドの元オーナー、ピーター・ジョエルの息子で、ワイン造りを父親から学んだソノマ・ヴァレーのサラブレッド。若干28歳。すでに高い評価を得ている。ベッドロックについてはニュースレター48号のワイナリー&ヴィンヤードに掲載。

希望と不安と期待が入り混じって、自信はなかったけれど、私なりに一生懸命に娘を育てた昔を思い出しながら、カフェのガーデンでそのまちゃんを囲んで穏やかな楽しいときをすごした。

子供は母親の文化と父親の文化を全身で受けとめて育っていく。それぞれの家族がぞれぞれの状況の中で、彼等らしい色をつけていく。

いつまでもお幸せに!

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マスタードグラスと剪定




マスタードグラスと剪定

1月も終わりに近づいている。雨と霧の日々が続いていたけれど、このところ2週間ほど、日中の気温が18度ほどまで上がる日もあって、青い空ときらきら太陽を楽しんでいる。

この期間、春の風物詩、マスタードグラスが鮮やかな黄色の花を咲かせてブドウ畑の地面を包んでいる。そして今とばかりに選定作業がすすめられていて、あちこちのブドウ畑は伸び放題だった昨年の枝が刈り取られて、すっきり。

まだ冬が終わったわけではないので、今週末辺りから、また雨と霧の日々がやってくるのだろう。

ブドウ樹たちは、着々と2011年のヴィンテージに向けて、発芽の準備をしている。

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朝の霜





2011年は雨降りで年が明けて、それ以来、毎日のようにどんよりとした日々、そして雨降りが続いている。ほんの数日、太陽が顔を出した。

太陽が顔を出す日はとても寒い。久しぶりに早起きしたら、裏庭は霜で真っ白。驚いて写真を撮っている私をみて、相棒は「我が家をツアーしてるのかい?」と言った。

ナパからやってきた友人は車のフロイントガラスに厚く張り付いている霜を取り除くのに、20分はかかったと嘆いていた。水をかけたら、凍って張り付いてしまったのだそうだ。雪国の方は、これを聞いて笑うでしょうね。私は札幌出身なので、雪国の育ちなのだけれど、20年以上、カリフォルニアに住んでいて、すっかり雪国の冬の厳しさを忘れてしまったので、寒い冬に慣れていないカリフォリアンと同じ反応を寒さに対して示してしまう。

今年の冬は雨降りが多いので、普段は雨不足で人造貯水湖はボツボツと水がたまっていくのだけれど、今年は速いスピードで湖が水で一杯になってきているのが、良いニュース。2011年が良いヴィンテージになってくれることを祈る。

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