ソノマの暮らしブログ

カリフォルニア州ソノマに住んで25年。第二の故郷と決めた美しいワインカントリーで、ワインを追いかけて暮らしています。

父の日とRochioli

         

父の日とロキオリ

午前11時30分、親友のランスとサンディ宅の手入れの行き届いた花々が咲きほこる庭で父の日のブランチ。大きな木の下に設置されたテーブルで、風に揺れる若葉を眺めながら、ランスが作ってくれたミルクとブランディが入ったカクテルを飲む。

待ちに待ったソノマらしい夏がやってきた。スパークリングワインと料理を食べ始めたころは気温が25度を超えたようだ。料理上手のランスが手馴れた様子でちょっとしたレストランなみのキッチンでせっせと料理をしてくれた12人分の食べ物が大皿にもられて室内のダイニングテーブルに並ぶ。

自家用のソーセージ入りの玉子料理。

ベーグル、スモークサーモン、クリームチーズ

ピリ辛のトーモロコシのディッシュ

フルーツサラダ

オニオンタルト

チーズとクラッカー

各人がお皿にとって、木の下のテーブルかパティオのテーブルに陣取って食べる。カクテルの後のスパークリングワインが清々しく、料理とマッチ。

気温がだんだんと上昇していくのがわかる。でも日陰なので涼しい。ときどき真っ青な空を見上げたり、あれこれおしゃべりしながらのんびりとブランチを楽しむ。

午後2時ころから白ワインを飲み始める。ポルトガルのヴィノ・ヴェルデ、オーストラリアの名前は初めて聞く白ワイン。ヴィノ・ヴェルデは酸味がくっきり。暑い日には気分爽快になるワイン。オーストラリアのワインはリースリングにときどき含まれている重油っぽい香りと味がした。

白ワインで口を慣らしたところで、ロキオリのEstate Grownピノ・ノワールのヴァーティカルテイスティング。友人のブラッドが仲間たちと試飲したいというので、持参してくれたもの。全員真剣な表情。

2001年は酸味がまだくっきりとしていた。ロシアン・リヴァー・ヴァレーのピノの特色のひとつ (私にとって) であるなめし皮の香りと味わいが黒系フルーツとともに味わえる。よく出来たピノ・ノワール。

2002年はなぜかしらタンニンが強く口に残る。

2003年は完熟(過熟?)なのか、フルーツの甘味が強く後味に残る。ニューオリンズからきている女友達はこのフルーツの甘さが好みなのだと思う。これが美味しいと言っていた。

2004年はこの時期に飲むのは適切ではないのか、苦味が印象に残った。

2005年はチェリーキャンディと少しのなめし皮の味と香りがして、チャーミングなロシアン・リヴァー・ヴァレーらしいピノの特色が味わえた。ちなみに涼しい年。

2006年は優しい印象のピノ・ノワールで、味と香りの焦点がぼけているかも。でも美味しい。

私は2005年が一番好きだった。

最近、私はバランスの取れたエレガントなカリフォルニアのピノを探している。と言っても、ブルゴーニューの赤をモデルにしたピノを探しているのではない。私が探すタイプのピノは、涼しい地区のブドウでなければできないようだ。例えばソノマ・コースト、サンタ・マリア・ヴァレー、サンタ・リタ・ヒルズ(もちろんカレラがあるマウント・ハーランも)と言った地区で生産されるピノ。ロシアン・リヴァー・ヴァレーとカーネロス地区は私が探しているピノには、少々暖かすぎるようだ。もちろん、この地区からも素晴らしいピノが造られているのはいうまでもない。

これからもピノ探しを続けなくちゃ。

娘の代理をした父の日はロキオリのヴァーティカル・テイスティングのおまけがついて楽しい日となった。ランス&サンディ、そしてブラッドに感謝!

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ソノマに住む牧さん




ソノマに住む牧さん

ソノマの町に私を含めて数人の日本人が住んでいる。その一人に相澤牧さんという若い女性がいる。7歳になる男の子の母親でもある。結婚式を含むイベントのフローラルデザイナーとして活躍している。

彼女は仙台出身で、お母さんがまだ仙台に住んでいらっしゃる。今回の地震でお母さんは大丈夫だったけれど、知人の多くが大きな被害にあった。私を含めて海外に住む日本人は祖国の信じられない被害に眠られない夜を過ごした。ましてや大きな被害を受けた仙台出身なら、なおのこと。

牧さんのお母さんは仙台相澤縫裁所を経営しているので、その学校をシェルターにして孤児の世話もしているという。

牧さんはニュースを見て落ち込んでいることから立ち上がって、自分にできることをしようと決心。そのアイデアは母の日のお花をオーダーしてもうことと、お花の教室を開催して、その売り上全額を寄付することだった。

日本人の友人が配達をボランティア。

1万ドルを集めるのがゴールと言い切っていた。私も紫とオレンジを基調とした素敵な花束をオーダーして、母の日に相棒(娘の代理)に取りに行ってもらった。

これをきっかけに日本の文化を知ってもらうイベントを少しずつ実行していきたいと言う。彼女の作った美しい花束を受け取ったお母さんたちは、花束を贈られた幸せと、贈ってくれた人が払ったお花代が仙台の被害を受けた方たちのために使われるというダブルハピーのアイデア。

牧さん、そして配達をボランティアでお手伝いした圭子さん、お疲れ様でした。これからの牧さんの活躍を期待している。



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CIAのチャリティ・イベント

  


CIAのチャリティ・イベント

「Rising Sun, Raising Support 」というタイトルで日本の地震、津波災害復興の支援金を集めるチャリティが CIAで開催された。このイベントの主催者はCIA(Culinary Institute of America)の生徒たち。CIAのスタッフ、講師たちがバックアップしていた。

CIAではカリキュラムのひとつとして、毎年11月にWorld of Flavorというテーマで3日間、選んだ国の風味と食文化についてのコンファレンスを開催する。目的はアメリカの食産業ならびにアメリカ人の味覚に影響を与えること。昨年の11月、第13回目のWorld of Flavorコンファレンスに日本の味と食文化が取り上げられた。日本から有名シェフを含む60人がこのコンファレンスにやってきた。日本国内ではほとんど言葉を交わさない有名シェフたちがこのイベントで協力して日本の食文化を語り、その真髄を示した。

このイベントを通して日本の食文化、味、そして魂に感激した生徒たちが、日本の大災害に心を痛めて、自分たちが出来ることで支援しようというので、このチャリティを開催した。

この企画を率先したのはタイラー・アルハース、ケイト・エルダーヴィン、ショーン・ブッフィアグロの3人。タイラーはウイスコンシン大学で日本語を1年間学んで、日本にも短期間だけれど滞在したことがあるという。「日本に友達もいるし、日本の人たちをなんとかして助けたかった」と話す彼の瞳から誠実さが伝わってきた。ケイトはワインクラスの生徒なので、サイレント・オークションを担当、ショーンはこのイベントの全体を管理した。

11月のイベントで出された食べ物を再現。スシ、ラーメン、そば、焼き鳥、お好み焼き、たこ焼き、てんぷら、味噌&漬物、鯛焼き、おにぎりなどのブースがあって、好みの食べ物をブースを巡って食べるというスタイル。もちろんワインのブースも入っていた。現地から「ハナ」のトミナガ・ケンさん、「スシ・ラン」のクサカベ・ノリさん、「モリモト」のジェフリー・ルナックさんがゲストシェフとして参加。スシ、てんぷら、タコの料理を出していた。

大勢の人たちがやってきて大成功というイベントではなかったけれど、このイベントにかける生徒たちの情熱と純粋なハートが伝わってきた。

協賛ワイナリーから会場で楽しむワインとサイレント・オークションのワインが寄付されていた。こちらも競争で落札を狙うというオークションではなかったけれど、Dalla Valle Vineyards, Diamond Creek Vineyards, Shafer, Schramsberg Vineyards など36ロットが寄付されていた。

私もこのイベントの心意気に応えて、ロット2つを落札。日本のストリート・フードが食べられることに興奮して、食べまくって満腹になったお腹をさすりながら、暖かい気持ちで家路に着いた。


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