ソノマの暮らしブログ

カリフォルニア州ソノマに住んで25年。第二の故郷と決めた美しいワインカントリーで、ワインを追いかけて暮らしています。

2011年お正月

2011年お正月

冷たい雨が降る中、2011年のお正月を迎えた。そして今、ホリデーシーズンの浮かれ気分は消えて、毎日、寒くて霧のかかるソノマの町はカリフォルニアらしくない灰色ムード。
大晦日は例年通り、おせち料理を作って、家の掃除して、友人宅に駆けつけた。15人ほどでニューオリンズスタイルを蟹を食べた。
大きな鍋で蟹(15匹)ポテト、サヤインゲン、ソーセージ、ニンニクをニューオリンズのスパイスで丸ごと煮て、ビニールの上に新聞を敷いた大テーブルにドーンと広げて、手で食べる。リースリングがぴったり。
終わるとサンディが慣れた手つきで、こちらも慣れた友人たちが手伝ってくるくると丸めてゴミ箱へぽい。12時にそれぞれ抱き合って新年のあいさつ。1時過ぎに帰宅。
元旦は10時に相棒が作ってくれたお雑煮、おとそで新年を祝う。それから今年は20人に絞ったお客さんのために3日かけて作った私流のおせち料理をテーブルに並べる。2時からのパーティ。ビルとスーザンは2時きっかりにやってきた。
今年の黒豆はオリーブみたいに大きくて、私としてはなかなかよく出来たと満足。今年は寒いせいか、多くの友人たちが日本酒を所望。年によってはスパークリングワインが良く出る年もある。7時にパーティが終わって、キッチンのカウンターを見たら、日本酒はもちろん、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワインと20本近くの空き瓶が並んでいた。
パトリックがラベルがかすれてよく読めない古いヴィンテージのシャンパンを持ってきてくれた。悔しいかな、ゆっくりチェックする暇がなかったけれど、飲むだけはしっかり飲んだので、とっても美味しかったことだけは覚えている。
平和で経済状態が良くなる2011年でありますように。

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モントレー小旅行

12月11日、数年ぶりにモントレーを訪れた。カレラのハーベストパーティをモントレーのパシフィック・グローブのトロピカル・フィッシュというレストランで開催するので、いらっしゃいとジャシュからお誘いをいただいたので、うきうきして出かけた。

冬なのに、この日は日中の気温が21度という信じられないほどの好天気。モントレーのパシフィック・グローブにあるホテルに一泊。小さなかわいい街を散歩。クリスマスプレゼントを買った。中心から少しはなれた通りに東ヨーロッパのベーカリーを見つけた。手で粉ねって焼いた歯ごたえのあるパン。菓子パンとコーヒーを楽しんだ後、17マイルズドライブへ向かう。真っ青な海に白い波。数年前に見たときと変わらない心が軽くなる素晴らしい景色を堪能。

ぺブルビーチのインにあるレストランでランチを食べた。お天気がいいので、テラスで食事。手入れの行き届いた緑の芝生、その向こうに紺碧の海。

ケラーエステートの2005年のラ・クルズのピノ・ノワールとマグロのたたきのサラダ、あわびなど、魚介類をいろいろと食べた。

魚介類なのになぜ、赤ワイン?

ワインリストに載っている白ワインには相棒が興味を持つ白がなかったから。お気に召さないワインと料理をマッチさせるより、相性は多少ぎこちなくても美味しいワインを飲むというのが主義。

ケラーエステートの2005年のラ・クルズのピノ・ノワールは少しだけ熟成していて、まだまだきれいな赤系フルーツの味わいと香りがたっぷり。エレガントなワインだった。

中国人の10人ほどのグループがテラスを通過して芝生に降りていった。撮影会をして、何も食べずに帰っていった。次に4人ほどの日本人グループがやってきた。こちらも写真をバチバチ撮って帰っていった。

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Holiday Season

女友達とサンフランシスコバレー団のくるみ割り人形を見に行った。多くの人がホリデーシーズンにくるみ割り人形を見る。

小雨模様のサンフランシスコだったけれど、市役所の裏に車を駐車して、市役所の中を通過してオペラハウスに向かった。市役所のホールに真っ白のクリスマスツリーが飾られている。凛とした雰囲気に弾かれて思わず階段を上ってそばまで行って見た。ツリーは真っ白の折り紙のツル(千羽鶴)で作られていた。鶴の一つ一つに何か書かれている。「2008年、、、」というのがあったから、亡くなった人の記念なのかもしれない。

オペラハウスはドレスアップした大人たちに混じって、かわいいドレスを着た小さな女の子、背広を着た男の子も結構いた。私も娘が2歳のときから毎年地元のバレー団のくるみ割り人形を見に連れて行ったものだ。2歳のときは午後の部に連れて行ったのだけれど、休憩に入るころにはお昼寝の時間になっていて、指をしゃぶって眠り始めたので、連れて帰ったのを覚えている。懐かしい思い出に心が温まる。

今回のくるみ割り人形は1915年のサンフランシスコが舞台になっていた。舞台装置がとても斬新、それでいてあくまでもクラシックバレー、淡いパステルカラーの色使いがシックだった。雪が降っているシーンは素晴らしかった。雪煙で霞む舞台で踊るダンサーたちは幻想的で息を呑むほどだった。

休憩にはもちろんスパークリングワインを飲んで、ホリデーシーズンに乾杯。

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