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アメリカのワイン評論家は赤ワイン偏重?

ワイン愛飲家である元大学教授(データー科学者)は「ワインエキスパート達は、価格、ヴィンテージ、栽培地区に関係なく白より赤に高い点を付けてるんじゃないか」という疑問をもったのをきっかけに、アメリカのメジャーのワイン誌のデーターを1970年代から集めて6万4000のワインを分析したという記事を読んで考えさせられました。私も赤ワイン偏重派かもと思ったのです。

調査結果:

  • 白より赤が高い点を得ている。
  • 90点以上の赤ワインが不釣り合いに多く、白は90点以下が不釣り合いに多い。
  • 赤ワインは白ワインより1.2倍90点より高い点を得ている。
  • 90点を超えた点数をつけると販売価格上昇、販売価格変動が短時間で起こる。
  • 時には中間価格帯の赤ワインが高い点を取った白よりも価格が高くなっている。

二人のワイン評論家が同じワインの評価をしたとき、そのワインが90点以上か以下かが唯一の同意点で、そのワインが90点以上より高い点がついた時、評価のバリエーションはかなり多くなるという。

なぜワイン評論家は赤ワインに高い点をつけるのか?という疑問に対して次の理由をあげています。

  • 赤ワインは白ワインよりベターだと思っている。
  • 生産者は赤ワイン生産に白ワインの生産よりお金をかけている。
  • ワイン評論家が赤ワインが白より格式が高いとみている。

で、消費者はそのプレステージにお金をかけるのを躊躇しない。

ワインスペクテーター誌を数冊ざっと見てみました。カベルネ・ソーヴィニヨンが98、97をはじめ90点台がずらりとあって、シャルドネは90点代は少なめでした。

先月、高級ワインを生産している某ワイナリーを訪ねました。

シャルドネが素晴らしくて感動したのですが、1本70ドルと聞いて、買うのを躊躇。結局1本80ドルのピノを買いました。

なぜシャルドネじゃなくてピノを買うことにしたのか、、、。

赤は長く寝かせておけるから、でも白だって寝かせておく価値があるのがあるよね。

赤の方が格式が高いから?必ずしもそうは思ってないんだけど、、。

わーん、もしかしたら、私も赤ワイン偏重だわ!!!