ソノマの暮らしブログ

カリフォルニア州ソノマに住んで25年。第二の故郷と決めた美しいワインカントリーで、ワインを追いかけて暮らしています。

サンフランシスコ ジャイアンツ優勝

悲願の優勝を達成。私が当地に住んで10年後、サンフランシスコのジャイアンツは2002年に優勝に王手をかけて、ほぼ勝利が決まりかけていたのに、監督がピッチャーの選択を誤って、信じられない!という感じで負けて、呆然としたのを記憶している。その後はボンドがいたけれど、ワールドシリーズまでは到達しなかった。そして今年は新人が多く、シーズンの初めは負けが多く、今年もこんなものかと多くの人が思っていた。それがルーキーの捕手、若きエース、ルーキーの投手がきっちりと決めて、最終戦はベテランがホームランで優勝。


相棒は勝っても負けてもゲームに通い続けた。本物のジャイアンツファン。プレーオフ、そしてワールドシリーズには日本の友人がプレゼントしてくれた読売ジャイアンツのユニフォームを着てサンフランシスコ球場で観戦。
最終戦は友人宅で見た(ゲームはテキサスなので)。写真ではしらけた顔をしているけれど、本当はすごく嬉しいのだ。TV観戦中にワインを何本も飲んで出来上がっていたけれど、優勝決定直後はスパークリングワインで乾杯。49ナーズがスーパーボールで優勝したとき以来の、グッドニュース。

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ハーベスト パーティ

どんより曇り空、時々雨の予報だったけれど、ベッドロック(Bedrock)ワイナリーのハーベスト・パーティに招かれた。ベッドロックのオーナー兼醸造家はソノマ・ヴァレーのワイン業界のサラブレッドとして将来を期待されているモーガン・ピーターソン。父親はレーヴンスウッドを立ち上げたジョール・ピーターソン。
モーガンと彼のワイナリーについてはニュースレター43号に書いたけれど、いいワインを造っている。ベッドロックは個性のある優良ぶどう園と契約をして,ブドウ畑名入りのワインを造っている。28歳のモーガンは自分よりもずうっと年上の栽培農家を招いてハーベストパーティを開催。好青年だ。
お客さんの半分は彼の父親ほどの年齢の栽培農家の方々、それに若者が半分。父親と一緒に所有しているブドウ畑の真ん中にテントを張ってのパーティ。月も星もない真っ暗な空の下、畑の真ん中にある細い道を歩いてテントにたどり着くのに一苦労。
いかにもカントリー風のパーティなのだけれど、いいワインがテーブルにたくさん並んでいた。そして食べ物も美味しかった。コペイン(Copain)のシラー、カ-リスレ(Carlisle)の2008年のジンファンデルのマグナム、コート・ド・ローヌ、そしてもちろんベッドロックのワインを楽しんだ。隣に座った女性は最近新しくモーガンが造ったワインのブドウ畑のオーナーで、5年ほど前までは東海岸で編集者をしていたという。ブルーグラスのバンドで踊って(飛び跳ねて)楽しいひとときを過ごした。

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2010年ハーベスト終わる

「今年のハーヴェストのベストニュースはハーベストが終わったこと」、本気と冗談半分の会話。23,24日に雨が降るという天気予報のため、摘めるブドウは一気に摘んだ。手の空いてる者は老若男女、ブドウ畑に刈りだされたという。ブドウ畑管理事務所の知人によると、雇える労働者はみんな雇って、1日12時間とか13時間働いた人もいるという。「今年のハーベストは高くついた」とぼやく。雨が降る前にはソノマ・カウンティだけで、まだ15%ほど摘んでいないブドウがあったと推測されている。
カベルネ、シラー、メルローのように果皮が厚い品種は週末の雨に打たれても生き延びた。
相棒がワインを造るローレル・グレンは最後のブドウを今週の火曜日に摘んで、ハーヴェストを終了。今は発酵が終了したワインの搾汁作業に入ったので、手を紫色に染めて帰ってくる。
注:ブドウを摘んでいる写真はアルゼンチンのメンドーサです。

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