ソノマの暮らしブログ

ソノマに住む牧さん




ソノマに住む牧さん

ソノマの町に私を含めて数人の日本人が住んでいる。その一人に相澤牧さんという若い女性がいる。7歳になる男の子の母親でもある。結婚式を含むイベントのフローラルデザイナーとして活躍している。

彼女は仙台出身で、お母さんがまだ仙台に住んでいらっしゃる。今回の地震でお母さんは大丈夫だったけれど、知人の多くが大きな被害にあった。私を含めて海外に住む日本人は祖国の信じられない被害に眠られない夜を過ごした。ましてや大きな被害を受けた仙台出身なら、なおのこと。

牧さんのお母さんは仙台相澤縫裁所を経営しているので、その学校をシェルターにして孤児の世話もしているという。

牧さんはニュースを見て落ち込んでいることから立ち上がって、自分にできることをしようと決心。そのアイデアは母の日のお花をオーダーしてもうことと、お花の教室を開催して、その売り上全額を寄付することだった。

日本人の友人が配達をボランティア。

1万ドルを集めるのがゴールと言い切っていた。私も紫とオレンジを基調とした素敵な花束をオーダーして、母の日に相棒(娘の代理)に取りに行ってもらった。

これをきっかけに日本の文化を知ってもらうイベントを少しずつ実行していきたいと言う。彼女の作った美しい花束を受け取ったお母さんたちは、花束を贈られた幸せと、贈ってくれた人が払ったお花代が仙台の被害を受けた方たちのために使われるというダブルハピーのアイデア。

牧さん、そして配達をボランティアでお手伝いした圭子さん、お疲れ様でした。これからの牧さんの活躍を期待している。



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