ソノマの暮らしブログ

カリフォルニア州ソノマに住んで25年。第二の故郷と決めた美しいワインカントリーで、ワインを追いかけて暮らしています。

スターバックスのショーンさん

町外れのショッピングセンターの一角にスターバックスがあります。ソノマの中心部にないのは、地元の人がチェーン店が入るのを拒否してるからです。

私も世界展開のチェーン店のコーヒーショップには抵抗があって行ってませんでした。

でも行きつけのカフェが諸々の事情で消えてしまったり、ツーリストがいっぱいで、ゆっくり本を及んだり、物を書いたりする雰囲気じゃなくなってしまったりで、行くところがなくなってしまいました。

で、やむなくスターバックスにちょこちょこ行くようになりました。3時半を過ぎるとひっそりとしていて、音響のいいスピーカーから、結構良い曲がながされていて、落ち着いて読書や物が書けることを発見しました。

ある日、オーダーをするカウンターの前に長い列ができていました。その理由は新しく入った50代中頃くらいと思われる女性がキャッシャーレジスターを担当していて、もたもたとして仕事が遅いためでした。誰も文句を言わず(私はちょっとだけため息をつきましたが)辛抱強く待っていました。

2週間ほどしたら、その彼女は驚くほどに変わっていました。仕事はテキパキ、お客さんの対応もフレンドリーで笑顔なのです。

1ヶ月ほどたったころでしょうか、髪は中途半端な長さで黒っぽい色に染めていて、メイクなしで疲れた表情だった彼女が、髪は明るい茶色に、そしてメークをして明るい表情で働いていました。

よく行く私のオーダーも覚えていて、「いつものですねって」言ってくれるようになりました。

名前を聞いたら、ショーンと教えてくれました。

お客さんと軽いジョークを言いながら対応している彼女がいるとスターバックスもなんとなくアットホームな雰囲気なのです。

どんな事情があって、スターバックスで働くようになったのかはわかりませんが、明るくて自信に満ちた働く女性に変身したショーンさんを見るたびに嬉しくなります。

写真を撮る許可をいただいた日は、床の掃除をしていました。

「もう少し長くいますか?」私のテーブルの側に来たときに聞いたので、

「もうそろそろ家に帰るつもりです}と答えたら、

「じゃあ、あなたの周りの床は拭かないで起きますね。滑ったら困るから」と

本当に親切。

笑顔でカメラに向かって微笑んでくれました。

 
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社会的入院

グアテマラ帰って3日後、母の三回忌と98歳の父に会うために北海道江別の実家へ帰りました。

零下何度という雪で真っ白な実家から、数日前にソノマに戻りました。裏庭の真っ白いスモモの花とピンクのかわいらしい桃の花が迎えてくれました。毎日21度前後というお天気のよさです。

でも私は悲しい気持ちで暮らしています。何も知らされずに実家へ帰ったら、弟が話があるというのです。

33日に今の特別老人ホームから出なければならない。でも行くところがないというのです。

父は「98歳になっていくところがないなんて、情けない。長く生きてもいいことはない」と涙を拭くのを見て、そのとおりで慰めの言葉も出ませんでした。

どうして、こんなことになってしまったのか。

父はややこしいシステムの狭間で落ちこぼれてしまいました。有料老人ホームはどこもあまり空きがありません。探すのが大変なのにもかかわらず、弟夫婦、ケアマネージャー、ホームのマネージャーの三者が、お互いに誰かが手はずを整えているはずだと思い込んでいました。

父が落ち着いた先はいわゆる療養型病床をもつ病院です。社会的入院というそうですが、医療、看護はほとんど必要がないのに、入院するということです。福祉施設の肩代わりを病院がしているのは日本だけだとか。

父は病気でもないのに、なぜ病院なのか、行きたくないと主張したそうです。当然です。98歳という年齢から来る多少の勘違いはありますが、意識はかなりはっきりしています。そんな父が不憫でなりません。

自宅介護も考えましたが、弟との関係、父の衰弱度等から、断念しました。

遠くに住んでいるために、どうにもしてあげられない歯がゆさで、数日間、夢にうなされました。

こういう悩みは、私だけではなく、多くの方たちが面しているのだろうと思います。

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グアテマラの旅

10日間、グアテマラへ行ってました。

中央アメリカにある小さな国です。コーヒー好きの方はグアテマラコーヒーを知っているかなと思います。

わずか1%の裕福層と腐敗した政府が国を支配していて、貧富の差が激しい国です。

マヤ族は20ほどの部族によって言葉が違ってマヤ語ではコミュニケーションが出来ないという複雑な国。スペイン領土だったことからスペイン語が共通語。建物、教会にその面影が残っています。

お金持ちのアメリカ人の知人、アンはグアテマラのアンティグアという瀟洒な小さな町にスペイン語を習いに行って、すっかり気に入って家(サンフランシスコとソノマにも家があります)を購入。1年のうちに数ヶ月ここで暮らしています。アンの豪邸に招かれて、この国を訪れました。

週に数日オープンされる市場へ行くと、様々な野菜、トロピカルフルーツ、肉、魚がたくさん並んでいます。貧しくとも食材が豊富なんだなあ、このあたりがキューバとは違うなあと感じたのですが、もしかしたら、このマーケットではお金持ちが買うのかもしれません。

いろんな種類のとうもろこしが売られてました。主食として貧困層はとうもろこしをたくさん食べているのだと思います。

インターネットが使えるようになった1997年から、アンティグアの町は大きな変化を遂げ始めたとのことでした。若者たちは一生懸命働いていました。

いろいろと案内してくれたデニスは、世界から最も貧しい国のひとつとして報道されることに心を痛めていました。

カラフルな織物、きれいに咲き誇っている熱帯植物、フレンドリーな人々が行きかうアンティグアの町はツーリストと結婚式(素敵な結婚式が日本やアメリカの比べるとずっと安い)人気を得始めています。

誰もが幸せに暮らせる国になる日を願って帰途に着きました。

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