ソノマの暮らしブログ

カリフォルニア州ソノマに住んで25年。第二の故郷と決めた美しいワインカントリーで、ワインを追いかけて暮らしています。

センチメンタルジャーニーその4



メンバーは京都に残る人、東京に行く人と別れました。相棒と私とスポッツウッドの一家は、関西空港からフィリピンに飛びました。

マニラはすごい交通渋滞で15分ほどで行けるだろなというところが1時間はかかるので、ただただ忍耐。

マニラは相棒にとってノスタルジックな場所。大学卒業後、世界を放浪、東南アジアにたどり着いて、南太平洋を大型ヨットで巡りました。というと豪華版に聞こえるかもしれないけれど、タイで出会ったアメリカ人の男性がヨットを作ってこの辺りを航海するから、来ないかというので、参加したのだそうです。フィリピン、タイ、香港、シンガポールあたりをお客を乗せて航海して、28歳だった彼が、マニラでよく行ったのがヨットクラブ。このヨットクラブがまだあるならもう一度訪れたいというのが、彼の夢。インポーターがチェックしてくれたら、まだあるということで、行くことになりました。

ホテルからタクシーで約1時間ほど行ったところにありました。タクシーは渋滞の中をクラクションを鳴らしながら、走ります。クラクションを鳴らすにはそれなりのルールがあるらしく、衝突せずに走り続けました。どのタクシーもフロントガラスの前に小さなマリア像が飾ってありました。運転手さんの奥さんは香港にメードとして出稼ぎに行っていて、二入の愛情を保ち続けるのが難しいと嘆いていました。

無事に着いたヨットクラブは、寂れていましたが、スタッフの方たちが歓待してくれました。数人の小さなグループがランチを食べていました。海の見える見晴らしの良い席に案内されて、ビールを飲みながら、フィリッピンの鶏の煮込み料をいただきました。でもその海は汚臭がするのです。残念。

この辺りを少し歩いてみたいという相棒の要望をかなえてあげようと、外へ出たのですが、じりじりと容赦なく肌を焼くひどく強い日差し、、、そして湿度。めまいがしてきて絶えられなくなって、タクシーに飛び乗って、ホテルへ戻った次第。でも懐かしそうでした。

スポッツウッドのインポーターが私たちも招いてくださって、インポーターが所有するプロのバスケットボールのチームのプレイを見てきました。アメリカのカレッジで、そこそこかなというレベルのプレーヤーが2,3人混じって、後はアジア人がメンバー。バスケットボールは良くわからないけれど、テレビで見ているのと比べても、スピードがずいぶんとゆっくりで、シュートが決まらないのはあきらか。スポッツウッドのインポーターのチームは負け。

マニラは危険な土地だと相棒がいっていたけれど、本当のようで、インポーターの車2台で移動しましたが、どちらもボデーガード付き。「拳銃を持ってるの?」って聞いたら、にっと笑ってイエスといいました。誰かが襲ったら逃げていきそうなガードではなく、目線が鋭く、鍛え上げた体のきりっとした男性でした。チーム所有者はこの国ではすごいお金持ちでしょうから、誘拐の対象になりうるものねと、後でみんなで納得。

予断ですが、成田空港でガードのユニフォームを着て立っている方を見ましたが、小太りで年配。のんびりした感じで柱にもたれてました。日本は安全な国。ほっとしました。 

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1599 ヒット

センチメンタル・ジャーニーその3

   

私と相棒はせっかく料亭が並んでいる京都の素敵な地区に泊まっているのだから、ぜひ料亭で食事をしようということで意見が一致。早速「ねねの道」を歩いて、料亭らしきところをチェック。旅館から歩いて5分ほどのところにある高台寺茶寮に決めました。お部屋の様子や料理の写真が入り口の壁に張ってあって、お値段も書いてあったので、外国人にとっても入りやすいねということで決定。ジャシュと相棒と3人で行きました。他のメンバーは子供がいるので、スペイン料理のレストランへ行くということで別々に夕食。

なかなか素敵なお店で、ありがたいことに椅子でした。最初はまず日本酒から。その後はワインがいいというので、ワインリストをチェック。リストに載っているワインの数は少なかったけれど、それを承知の上で来ているのでオーケー。白ワインの項にシャトーの名前は書かれていなくて6000円とあったので、これに決めました。

ソムリエさんがワインを持ってきてくれました。2011 Viognier VDP de la Principauté d'Orange, Janasseと書かれているラベルを見て相棒とジャシュはにっこり。ソムリエ氏に「カレラのジャシュ・ジェンセンだと言おうか」とジャシュに聞いたら、恵美子が言うのならいいという返事。それでそう言ったら、ソムリエ氏はぽかんとした表情で「えっ、本物のジャシュ・ジェンセンさん?」と何度も聞くので、「そうです」と何度も答えました(笑い)

お料理は季節感を表現した美しい盛り付け、そして美味しく、会話も弾んで、ヴィオニエの後はゲヴェルツトラミナー、その後のボトルは、もう何を飲んだか覚えていませんが、3本も飲んでしまいました。3人、上機嫌で旅館へ戻りました。

ソムリエ氏(初田智さん)とフェイスブックのお友達になりました。早速彼が写真をポストしてくれました。旅館はインターネットが使えないので、私は陸の孤島。

ワインはお友達の輪を広げてくれますね。

      

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2010 ヒット

センチメンタル・ジャーニー その2



東京で1日だけセミナーとワインメーカーディナーをして、京都へ向かいました。今回の旅の予定を立てているときに、京都での宿泊はホテルがいいかそれとも旅館にしようかと話し合ったら、みんなが旅館がいいというのです。それも古いほうがいいと。私は天井が低くて暗くて湿っぽいお部屋、お手洗いも共同という旅館は苦手なので、やんわりと反対したのですが、多数派に押されて、旅館に泊まることになりました。知人が教えてくださった祇園にある本当に伝統的な旅館力彌に泊まりました。

「京都片泊まりの宿「旅館力彌(りきや)」は、石畳の続く「ねねの道」の道沿いにあります。道の東側には秀吉の正室、北政所(ねね)ゆかりの寺、高台寺が建ち、二階南の客室からは八坂の塔が見えるという、最高の立地条件に建っています。

ノール・ワイナリーの若者は、古い旅館はロマンチックだと感じて、旅館と強く主張したのだろうけれど、実際に、歴史的な旅館に泊まった感想は「これからはホテルがいい」と本音。

祇園の高台寺のすぐそばで、料亭がひっそりと並んでいて、京都の雰囲気を堪能できる美しい地区でした。それに坂本龍馬のお墓もすぐそこにあったので、ロケーションは最高。由緒ある古い旅館に泊まるということも私にとってはいい体験でした。

1日はグループで宇治、平等院、月桂冠を訪れました。あいにくの台風到来で、傘の骨は折れるし、多くの店が早めに閉店とついてなかったです。

翌日は、まさにセンチメンタルジャーニー。スポッツウッドのベスとジョンは16年前、子供もいなくて、超元気だったころ、ノールのダグ&リンとジャシュと相棒とで京都へ行き、(私は娘の学校があるので、京都はパスしてカリフォルニアへ帰りました)雪が降る中を歩いたり、古い旅館に泊まって、隣の銭湯へ行ったりしたそうで、その旅館をもう一度見たいというので、旅館探しに出かけました。その旅館も銭湯もまだあったそうで、全員ご機嫌。

私は一人で京都を堪能したかったので、独立行動。京都駅の近くにある庭園、崇拝する親鸞聖人が祭られている東本願寺、私のヒーローの一人、坂本龍馬が暗殺されかかった寺田屋、そしてお墓に行きました。

ちょうど歎異抄を読み終えていたこともあって、実在した人物が祭られているお寺にいるという実感が、なんだか不思議でした。坂本竜馬はドラマなどで、良く知られる人物ですが、歴史上、大きな役割を果たした人物のお墓は思ったよりも質素でした。日本の歴史、京都の歴史の長さを当たり前なんだけれど、新たに感じた京都。(続く)


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1603 ヒット