ソノマの暮らしブログ

カリフォルニア州ソノマに住んで25年。第二の故郷と決めた美しいワインカントリーで、ワインを追いかけて暮らしています。

禁煙



ソノマ・カウンティでは6月1日からレストランとバー(ワイナリーの外にあるパティオも含まれる)、テラスでの喫煙が禁止になった。ダイニングエリアから7.6メートル以内は禁煙。窓やドアがあるところも18メートル内はだめ。さらに官公庁の建物は禁煙、立て込んでいる住宅地もだめとより厳しくなっていく。劇場の切符を購入する列での喫煙も禁止。

来年からはアパート、分譲マンションなどの室内での喫煙も禁止になるという。じゃあ、どこで吸えばいいの?限定された喫煙箇所でのみ喫煙できるというのが答え。

公園でのんびりとタバコを吸うことも、やがて禁煙になるだろう。すでに隣町、ペタルマでは公園での喫煙は禁止。

ソノマ・カウンティを健康な暮らしが出来る地域にするための方針の始動のひとつだそうだ。ピクニックやテラスでの食事を楽しむ人たちが間接的にタバコの煙を浴びる(吸う)のを防ぐというのが、その理由。

この規則はKenwood, Boyes Hot Springs, Bodega Bay, Guerniville といった小さな村も例外ではなくて、同じ法律が課せれている。私がよく行くカフェのひとつがBoyes Hot Springsにある。そういえば最近まで、外においてあるイスに座って、のんびりとタバコをふかしていた人がいたよねとふと思って、その場所をチェックしてみたら、写真のとおり、禁止になっている。大きな灰皿も消えていた。この人たちはどこでタバコを数のかしらね。

要するに、タバコを吸うのはやめなさい、というメッセージなんだよね。日本からワインカントリーにいらっしゃるタバコを吸う方たちには、ちょっときついかもね。

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Shonen Jump

町外れの小さなミュージック・スクールで子供たちに混じって初歩のピアノのレッスンを受けている。習い始めて、まだ2ヶ月。ようやく左手の楽譜を読むのに少し慣れてきた。

ある日、レッスンを待っていると、待合室で中学生か、高校生かわからないけれど、熱心に本を読んでいる。本棚を見たら、Shonen Jump (少年ジャンプ)がずらりと並んでいた。生徒の親御さんが寄付したものらしい。新しい号とは思えないけれど、どこも破損していなくて、いい状態のまま、保存されていたようだ。

漫画雑誌が英語に訳されて、アメリカの少年が一心不乱に読んでいるのを見て、嬉しいようなくすぐったいような気分。一冊を手にとって、ぺらぺらとページをまくってみた。当たり前だけれど、全部英語。日本の漫画のせりふが英語で書かれているのを見るのも、不思議な感じ。しっかり読もうと思ったら、先生が呼びに来たので、諦めた。

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Golden Gate Bridge

ソノマからサンフランシスコへ行くとき、帰るとき、必ず通るのがゴールデン・ゲート・ブリッジ。

昨日で75歳?になった。1937年に完成。それまで湾を挟んでフェリーで行き来していた人々が車で行き来ができるようになったのだった。

50周年記念のときは30万人の人が橋を渡って、危険だったことから、75年記念は橋を交通止めにして、橋が見える場所でのお祝いに変更。いろんな催し物があって、花火で幕を閉じた。

20年以上ソノマに住んでいるので、ゴールデンゲートブリッジのいろんな表情を当たり前みたいに思って渡っている。霧で何も見えない日、真っ青な空ときらきら光る海面を見ながら車を走らせる日、ソノマは真夏の30℃を越える暑さだというのに、この橋まで来たら、深い霧に包まれて、まるで別天地へ来きてしまったようで、赤ん坊だった娘の服をあわてて車の中で着替えさせた日もあった。トランスアメリカの三角形のタワーを中心に立ち並ぶ高層ビルが夕日に輝くのを見ながら走る日。どのシーンも、とっても美しい。何て素敵な土地に住んでいるのかしらと通るたびに思う。この橋は大好きなサンフランシスコの入り口。来るたびにわくわくする。

でもこの橋に魅了されてしまうのかどうかは確かじゃないけれど、自殺の名所でもある。橋が出来て以来、1400人以上の人が自殺したという。橋の欄干をよじ登って飛び降りるのだ。欄干に網を張ったりと工夫しているけれど、それでも自殺する人が出るようだ。

ソノマを含む住民たちは、この橋を渡らないとサンフランシスコへ行けない。みんなに愛されているゴールデン・ゲート・ブリッジ。

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