ソノマの町に小さな美術館があります。
小さいながらも、なかなか興味深い展示を繰り広げています。
今は日本の伝統工芸品のひとつ竹工芸品が展示されています。
人間国宝の勝城蒼鳳の「夕映」をはじめ、藤沼昇の「優心」、藤沼昇の「飛鳥」、田辺竹雲斎(作品の名前忘れました)等々、著名な竹工芸家の作品が20点ほど展示されてます。壁にも素敵な作品が展示されてました。
作品の題も、そうですが、作品は優美で繊細で詩の世界だなと思いました。作者の感性に感動しました。
やっぱり日本人はすごいといいたいところですが、言いません。
いろんな国で感性を表現した優れた作品が生まれているので、「日本人は!」と、あたかも日本人だけが優れているという表現は、インターナショナルなセンスから、外れるからです。
会場の中央に本物の畳が敷かれてました。茶道のデモンストレーションが行われるとのことでした。
お客さんは20人。お茶をいただいてみたいなと思ったのですが、チケットは売り切れでした。畳を見て、売り切れでほっとした気持ちもありました(笑)。若いころに膝を痛めたので、正座はかなりきついのです。
「ここに座ってるのは、大変ね」と受付の若い女性に言ったら「お客さんは、どれだけ長く座ってるのか、全然わかってないと思う」とにやり。
「あなたは美術館の会員だから、お茶は飲めないけれど、見るだけだったら、入れますよ」と言ってくれました。
お茶が終わった後、参加された方がよろっと立つ姿を想像して、見に来ようかなと思ったけど、やめました(笑)