ソノマの暮らしブログ

AMTRAK(アムトラック)でシカゴまで

 

アメリカ大陸を横断する鉄道でシカゴまで行ってきました。23日かかりました。飛行機でシカゴまで飛ぶのは簡単ですが、アメリカの広さを実感しようとオークランドの隣町にあるエメヴィルという町の駅から朝910分に出発。切符は通常列車の席、2席が向かい合った個室(普通とグリーン)、トイレ(シャワー付きとなっているけれど、狭くて私は使えません)と小さな洗面台付きで、椅子が2ベッドに変換できる個室、ファーストクラスの個室とかエギュゼクティヴの個室とかがあります。

 

1日目

席が向かい合った個室の切符を買っていたのですが、いざ座って、この席で23日相棒と一緒だと、閉塞状態にいらついて「シカゴ到着までに離婚騒動かもね」と半分本気のジョーク。

トイレ付きの個室が空いてると車掌さんが教えてくれて、移りました。おかげさまで離婚騒動なく、景色をゆったりと楽しみながらの旅になった次第。

特急やヨーロッパの列車に比べると、信じられないくらいゆっくり速度です。リノまで車だと3時間で行けるのですが、アムトラックだと7時間かかってました。日本の特急とかは多くの人を乗せて、早く目的地まで運ぶというのがゴール。タイトなスケジュールでアムトラックを交通手段として利用するというのは避けたほうがいいです。到着時間が遅れることも珍しくないし、乗り継ぎとかもかなり不便だからです。

日ごろのあわただしいペースを切り替えて、ゆったりしたときの流れに任せて、景色を楽しむ感覚が生まれてきて幸せな気分になりました。

ランチ

最初のランチ時間のアナウンスがありました。早速行ってみることにして、食堂車へ行くと、席を指定されます。必ず相席です。孫の大学の卒業式に出席するためにデンバーまで行くというご夫妻と相席。カリフォルニアのチコという町の近くの山の上の広大な土地で暮らしていて、電気はソーラー、ユーカリの木を600本植えて、伐採してストーブに燃やすとのこと。退職して自給自足の暮らしを楽しんでいる様子でした。

メニューは4種類ほどと限られていて、3回目頃には、選ぶのに苦心(笑)でもきちんと料理された食事で、嬉しい驚きでした。

シエラ山脈をゆっくりと登っていきます。まだ雪があちこちに残っています。渓流が目の下すぐに見えます。車だと見ることがない景色です。

シエラ山脈越えたら、砂漠です。行けども行けどもという感じで、不毛地帯が続きます。

ユタを通過するころは睡眠。車掌さんが来て椅子をベッドに変えてくれました。シーツも清潔です。でも2階?のベッドはかなり狭くて、大男は苦しいだろうなあと思いました。

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