ソノマの暮らしブログ

AMTRAKでシカゴまで(3)

2日目の夜は相棒と交代して上段ベッドで寝たのですが、天井がすぐ顔の上にあることを除いて、下段ベッドより心もち揺れが少なくて、よく眠れたように思います。寝てる間にネブラスカ、アイオワ州を通過。

3日目

朝、外の景色がガラリと変わっていました。春らしい鮮やかな新緑の放牧場と森が続きます。それにしても緑の野原の広いこと。農家1軒あたりの敷地が広大です。ぽつんぽつんと農家が随分と離れて見えます。

新緑の森と小川がとっても綺麗なので、朝食後にオブザーヴェーション車(観覧車?)へ行ってみることにしました。観覧車は天井まで透明ガラスなので、景色を堪能できると思ったのです。

この車両は席が全て窓側に向いています。それとテーブル席もありました。普通座席の乗客たちがカフェで食べ物を買って食べていたり、グループでゲームをしている人がいたりで、ざわざわしていて、静かに景色を楽しむという私たちの目的には向いていませんでした。

個室のほうがくつろいで景色を楽しめるし、見える景色の大きさもさして変わらないことがわかりました。

 

シカゴには午後2時30分到着予定。そのためにランチの時間が11時からと早くなって12時30分には閉めるというアナウンスがありました。あまりお腹が空いていないけれど、シカゴに着いたらレンタカーの手続き、そしてホテルに着くまでに時間がかかるかもしれないので、ランチを食べておくことにしました。

デザートは品切れ、メニューも残っているアイテムだけ。骨つきの豚の煮込みにマッシュポテトをオーダーしました。これがなかなか美味しかったです。食堂車から広大な景色を眺めながら、この旅、最後のランチです。

昼食を終えて、スーツケースに全て詰めて、下車準備完了。

シカゴに近づくにつれて、整然とした並木道に沿って高級住宅街、小さな家が寄せ集めに並んでいる貧困地区が目に入ります。

ひさしぶりに人が住んでいる景色を見て、なんとなくほっとしました(笑)。

この路線はシカゴが最終駅です。この先ニューオリンズとかニューヨークへ行く人たちはここで数時間待って乗り換えです。

 

シカゴ駅は美しい駅だそうですが、私たちは乗り換えがないので、ホームからそのまま外へ出たので、その美しさを見ることはできませんでした。降りたホームは薄暗くて、成田空港駅のホームみたいでした。

長いような短いような2泊3日のアメリカ鉄道でのシカゴまでの旅。

アメリカ大陸はとてつもなく広大であること、そして資源の豊かさを実感しました。

この路線にもう一度乗ってみたいという強い気持ちはありませんが、機会があったら、食堂車でお会いした方たちに好評だったカナダまで行く列車の旅をしてみたいなと思っています。いつになるかはわからないけれど。

 
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