ソノマの暮らしブログ

異人種が住む街

カリフォルニアという州は人種の坩堝です。私が30年住んでいるソノマも例外ではありません。いろんな人種が住んでいます。

この10年ほど、特にメキシコ人が多く住む町になりました。町の公立高校も60%はメキシコ人か、有色人種が占めています。白人の子供は私立高校へ通うことが多いです。お金持ちの子はキリスト教関係の高校か、学費が大学よりも高いと言われてるエリート養成高校へ行きます。

私も有色人種の一人ですが、日本人を含むアジア人は数えるほどしかいません。

ソノマの町から少し外れた地区にメキシコ人が集中して住んでいる地区があって、リトルメキシコと呼ぶ人もいます。

その地区にあるメキシコ人所有のお店がド派手な色に壁を塗り替えた上、大きな鳥の彫刻を店の看板にしたので賛否両論。

鳥の彫刻は色鮮やかで、大きなピニャタ(一般的には鳥の形をしていて、中にキャンディなどが入っている。お祝いの行事によく出てくるもので、目隠しをして棒でたたいて、割れたらキャンディがバラバラと降ってくる。スイカ割りみたい?)みたいなのです。この店は州道沿いにあるので、嫌でも目に付きます。私も友達が近くに住んでいるので、時々通りますが、外でバーベキューチキンを焼いている煙と共に香ばしい香りがしてます。ピニャタも売ってるし、お肉とか、メキシコ産の食品を売ってます。

9フィーとという高さがある大きさも半端じゃない看板で、アーティストがデザインしたものだそうです。

否定派は、気持ち悪い、俗っぽい、から始まって、「メキシコの色がいいならメキシコへ帰ればいい」といった人種差別的発言まで飛び出しています。元々のこの地区の特色が消されていくという意見もあります。

賛成派は、いろんな人種が住んでいることを反映しているもの、いろんな色がこの街に入ってくるのは当然と受けてめています。

あらためてこの店を眺めてみると、私は「まあ、いいんじゃない」と「でもちょっとこの色趣味が悪いなあ」という気持ちが湧いてきます。

いろんな人種が一緒に住むというのは難しいですね。

この写真を見て、皆さんはどんな風に感じるでしょうか?

 
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