ソノマの暮らしブログ

カフマン 恵美子 はまだ経歴を設定していません

廃物ゼロ運動

リサイクル用のプラスチックの行き先がなくなって山積みになっているというNHKの報道を見てショックを受けたのは、昨年のことです。

これまでリサイクル用のプラスチックは中国に送っていたのだけれど、中国が買い取りを止めたのが原因で、日本のリサイクルの工場に大量に送り始めたけれど、零細企業で資金が不足で工場拡大ができず、送り込まれたプラスチックの処理が間に合わないという内容でした。

同様の問題がアメリカでも起こっていることを知りました。2年前まで、大量にリサイクル用のプラスチックを買っていた中国が、世界からリサイクル用のプラスチックを受け取るのをやめたからです。さらにベトナムとタイも数年後にプラスチックの廃物を輸入するのを止めると発表。他の国でも、有効性が低い小さな工場を閉鎖して、不適切な物質が混合されたプラスチック廃物はコンテナごと送り返すなど受け入条件を厳しくしたそうです。

これまで豊かな国が排出するプラスチック廃物を受け入れていた国々が受け入れを拒否するようになったことを機会に、廃物ゼロ運動が生まれました。

ソノマでもこの運動が始まっています。

全国ネットのオーガニック専門スーパーでは、サラダバーや温かい料理を売っているコーナーでは再使用可能なお皿やボールを置いてあります。

店頭に置いてあるビニールの袋も、腐敗する袋と腐敗しないビニール袋と果物などは紙の袋を選べるようになっています。

進んでいる(?)人は、布や網の袋を持参していますが、まだまだ少数です。

私も袋は持っているのですが、まだ、使う勇気がありません。ファーマーズマーケットに行くときに使おうと思っています。多くの消費者(私も含めて)が当たり前のように布や網の袋を持ってレジに並ぶ日が、近いうちにやってくるのだろうと思います。

日本と違って、大半の野菜や果物はパックではなくて、バラ売りだから袋の利用ができます。

すでに洗浄済みのサラダ用のミックスレタスやホーレンソウなどが、プラスチックの容器に入ってずらりと並んでいます。とても便利なんですが、なるべく買わないことにしました。

台所の野菜の皮などのゴミ袋は、堆肥作りも可能という袋を使っています。

車にいつも置いてあるペットボトルもやめて、アルミニューム(だと思います)の容器にしました。

今年からカリフォルニア州のレストランではお客さんがリクエストしない限りストローを出してはいけない(付けないこと)という法律が制定されました。プラスチックが環境破壊に繋がっているので、少しでもプラスチックの使用量を減らそうというものです。この法律はカリフォルニア州が初めてです。今のところレストランだけでカフェとかファーストフッドの店は含まれていません。

でも環境保護の意識が高いカフェでは、紙製や竹製のストローが使われています。

紙のストローは時間が経つと凹んでしまって使いにくいし、味にも影響するのが難です。他のストローは一見するとプラスチックみたいなんですが、植物から(例えば竹)作られたものは味に影響がないと、私は感じてます。

レストランでストローが必要かと聞かれたら、必要ないと答えています。(以前は、コップに注がれたお水が出てくると衛生上という理由でストローを頼んでる友人がいて、真似してみたものです)

環境問題について意識の高いカフェではアイスドリンク用のカップも植物から作られたものを使っています。

他のゴミと一緒に捨てられたプラスチックは腐敗(分解)するまでに1000年、ペットボトルは450年以上かかるそうです。

2017年の調査によると、過去13年間にプラツチック製品の生産量が激増、そしてリサイクルされたのは総生産量のたったの9%だそうです。

ちなみに私の故郷、江別市は高熱で燃やすことができるボイラーを導入して、プラスチックは燃えるゴミとして集められて燃やされているそうです。でも炭酸ガスの排出量はどうなんでしょうかねと、一言多い私です。

これから、いかにして無駄を少なくするかを学ぼうと思っています。例えば野菜ならば、先っぽについているセロリとかの葉も捨てずに利用するとか、使う量だけ買うとか、便利だなと思って買ったキッチン道具なども、意外と利用価値が低くて捨ててしまうといった習性をやめて、本当に必要なものしか購入しないとか、物質主義から抜け出る努力をしようと思ってます。

一人一人ができることは、こういった小さなことですが、世界中の人がこの運動に参加したら、ゴミの量が減って、ゴミ埋立地に送り込むゴミの量が減ることと思います。

地球温暖化がかなりの速度で進んでいます。カリフォルニアもオーストラリアも高気温で、空気が乾燥していて、そこへ強風が吹き付けるものだから、大規模な山火事が起こっています。日本も今までになくらいに強度な台風の大きな被害を受けました。アメリカ東部や南部の海岸沿いの州はハリケーンの大きな被害を受けています。

炭酸ガスの排出量が大量に吐き出されるために地球の温暖化が原因です。

最近、科学者達が炭酸ガスの排出量を減らさなければ大変なことになるという警告しています。

一人一人が温暖化防止に何ができるのか、難しいところです。

とりあえず廃物ゼロのライフスタイル、実行します。

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