ソノマの暮らしブログ

歯の治療

スープとか熱い物を食べると右の下の歯がきりきりっと傷む日が続いてました。遂に行きつけの歯医者さんへ行ったのが先週。ルートカナル(歯根管)かもしれないからと、Endodontist (歯内治療医)を紹介されました。

診察して意見を聞くだけだと思って、予約日の今日出かけました。

きりっとした歯医者さんが「ハーイ!スティーヴです。ナイス・トゥ・ミート・ユー!」と握手を求めてきます。

冷たい空気をおくったり、主治医の送付してきたレントゲン写真に加えて、さらにレントゲンを撮ったりして、ルートカナル・トリートメント(根管治療)をしたほうがいいと診断しました。

「全然痛くないし、30-40分で治療は終わるから、今からしましょうか?」というのです。

今日は診断だけ、そして治療が必要なら予約日を決めるのだとばかり思っていたので、「えっ、今からですか?もう少し待つのに比べると、治療は早いほうがいいですか?」と少し引き気味の私でした。

「早いほうがいいですよ」ときっぱり。

「じゃあ、今、お願いします」と覚悟を決めました。

 

ルートカナルは歯髄が化膿したり炎症したりしている症状だそうです。歯を切られるんじゃないかと原始的に想像していたけれど、そうじゃなかった。

すでに王冠の治療がされている歯の上から小さな穴を開けてそこから細い器具を入れて、歯髄を除去して、そこに詰め物をして、王冠の少し取り払ったところを埋めてお終い。

レントゲン写真は4枚。骨髄の長さ、底までしっかり詰め物が入っているか、など撮影した写真が、目の前のモニターに即写ります。

麻酔もほとんど痛くないし、シリコン(らしい)からできている薄いマスクを口に当てて、治療する歯だけが上に出ているという状態で、異物が口の中に落ちてこずとても楽。

最近らしいのですが、行きつけの歯医者さんでもそうでしたが、治療中はサングラスを渡されてかけます。

目に機具がぶつかったり、異物が入ったら怖いよなあなんて、ふっと思ったことがあったから、これはいいアイデアだとうれしくなりました。

行きつけのは医者さんもそうですが、この先生も、(前にインプラントという治療をしたときの先生も同じでしたが)治療のひとつひとつのステップを、必ず、今はこれをこういう目的で、こういうことをしますからと説明しながら、時々「アー・ユー・オーケー?」と聞きながら治療してくださいます。

いつ終わるのかなあ、、なんて、思わなくても、後何分で終わりますというようにいってくれるので、緊張感が薄れます。

 

てきぱきと治療が進んで、本当に40分でおわりました。

「時代は変わったものだなあ、、、、ルートカナル!!!と大げさに考えていたけど、まるで虫歯治療と同じじゃない。」と感心してしまいました。

 

そしてそして、、値段の高いこと!!!!! 合計1365ドル。

我が家では歯の保険には入ってないのです。入っていても支払いのメリットはちっともないからです。それに一度入った歯の保険会社は破産してしまいました。

そのことを受付の女性に話したら、「それは賢い選択ですね。あなたのご主人は頭がいい」とほめられた次第。

日本の方には信じられない話ですよね。

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