ライフスタイル
好景気時代、ビーチとか高原などに別荘を持ち、贅沢の最後の象徴としてワイナリーを持った。
ところがワインビジネスは金食い虫もいいところ。華やかにパーティをしているだけではワイナリー経営は成り立たない。お金をつぎ込むことにも疲れてきた。
ワイナリーを所有し、醸造責任者というタイトルに感じていた高揚感も薄れて、売りに出すワイナリーが増えている。
ある情報ではソノマ・カウンティ周辺で最低30のワイナリーが売りに出ているという。そのうちの10社ほどはほぼ所有者が変わっているとか。ソノマだけではなくて、ナパでも約10社ほどが新しい所有者に変わっているか変わりつつあるという。
今売りに出す羽目になっている所有者たちはワイナリーがすごく高いころに買っている。今、売りに出されているワイナリーを買う人、次のお金持ちたちは買い手市場なので今まで見たことがないような低価格で買っているとか。
新しい所有者たちも超プレミアムワインを造って、超高価で売るという夢を追って、でも思ったよりワインビジネスはタフだと気がついて、また売りに出すというサイクルを繰り返すのだろうか。