Eagle Vines
ワインカントリーにはいろんなゴルフ場があります。
私はゴルフをしないので、詳しいことはよくわかりませんが。
ひところ、隣町のジュニア・カレッジでゴルフのクラスを取りましたが、スコアーは数字が低いほどいいプレーをしたことになるのだというのを学んだくらいで、一度もコースに出ることなく終わってしまいました。ゴルフをするためには仲間が必要で、そのスケジュールあわせに苦労するし、そのうえ半日か一日を費やさなければならないので、その時間の長さにしり込みしてしまいました。
でもゴルフをしなくても、ゴルフ場を楽しめます。ゴルフ場はよく整備された美しいグリーンが広がって広々としています。その芝生?を見渡すことができるようにレストラン(クラブハウス)は壁いっぱいが窓です。緑色の広々としたゴルフコースに沿って数箇所に池があります。ゴルファー泣かせの池も眺めるのにはきれいです。そんな広々とした景色を眺めながらランチをすると、心が晴れ晴れとします。
ナパの町から少し外れたところにEagle Vines というゴルフ場があります。なんとこのゴルフ場にはブドウ畑があるのです。コースの間にブドウ畑があるのか、ブドウ畑の中にコースがあるのか、まあ、見方によって違いますが、、。
5000ケースのワインの生産が可能な、24エーカーにブドウが植えられているということですから、飾りにブドウ畑があるというのではなくて、本格的なブドウ畑です。栽培品種はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーですが、Eagle Vinesのラベルで出しているのは、シャルドネ(70ケース)とカベルネ・ソーヴィニヨン(70ケース)だけで、後はブドウを他のワイナリーに売っています。17ホールの横がカベルネの畑で、6ホールの横がシャルドネの畑とのこと。
コースは難しいけれど楽しいという評判だと支配人の水原さんのお話でした。ジョニー・ミラーが設計した18ホールのコースで、125あるゴルフ場の中で一番難しいといわれているのだとか。パブリックコースなのでお値段は安いし、だれでもレストランで食事をすることが出来ます。
アメリカ人のお客さんがほとんどで、日本人は5%ほどとのこと。カーネロスならではのブドウ畑と丘陵地を見渡しながらプレーするのは、気持ちが良いことだろうなと思います。但しコースは難しいということなので、うまくプレーできないと、景色どころではなくなってしまうのかな、、?
グラブハウスでここのワインが飲めます。ボトルだとシャルドネが33ドル、カベルネが39ドルと手ごろな値段なのも嬉しい。シャルドネはカーネロスらしい青りんごの味と香りがしてなかなかいいです。涼しい地区なので、涼しい年のカベルネは、青っぽい香りがちょっとあるけれども、暖かい年のカベルネは上品で飽きないタイプのワイン。
朝食、昼食と出しています。ランチのメニューはスナック、サラダ、バーガー、ステーキなどのほかに、カレーライス、カリフォルニアロール、天ぷらサラダなど6種類ほど日本食も出しています。
所有者は日本人で、ここのワインはゴルフ場以外では帝国ホテルのみが扱っているということです。
カツカレーとここのカベルネが意外とマッチしてましたよ。この次はラーメン食べに行きたいな。それに天ぷらサラダ。これはシャルドネで楽しみたい。
3時から5時までバーとしてもオープンしているので、ドライブがてらやってきて、夕日を眺めながら、ワインを一グラス(ビールでもいいけど)というのも悪くないね。