ジョリ&ピットのワイン
ソノマの町のはずれにあるワインショップから今週のワインについてのメールが入りました。下のほうにちょこっとブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリ(ジョリ・ピット)のワインもありますよと、さり気なく書いてありました。そしてワイン・スペクテーターの表紙にもなりましたと加えてありました。
話の種に飲んでみようかなと思いました。でもワイン仲間の「あんたはミーハーなの?」という冷ややかな目つきが浮かんで迷った次第。
他のワインもセールだったので、それを買うついでに一緒に買おうと思って、出かけました。ショップに行ったら、カウンターで試飲してる男性が3人ほどいたので、恥ずかしくて、オーナーにこっそりと尋ねたら、カウンターの横にあるよって、小声で教えてくれました。
3人が帰ったのでオーナーに「このワインって、ソノマで売れてるの?」と聞いたら、「二人の名前を言ったら売れないね。有名なローヌ・ヴァレーのシャトー・デ・ボカステルの醸造家が造っているというと、買う人がいる。これがロサンゼルスならハリウッドの地元だからもっと買う人がいるんだろうけどね」という返事。
プロヴァンスのロゼには懐かしい思い出があります。娘が5歳のときにキャンピングカーでヨーロッパを2ヶ月ほど回ってたときに、プロヴァンスのキャンプ場に1泊しました。野菜が美味しくて、緑の芝生に夕日が反射して、カリフォルニアを思い出したものです。キャンプ場のカフェでオムレツと野菜と一緒にテーブルにぽんと置かれたのが、ロゼ。
ほろりと甘くて疲れが取れました。
そのことを思い出して夕日を眺めながら庭での夕食に出しました。案の定、何で、こういうワインを?と露骨な表情。
二人が所有するワイナリーの名前はMiraval. イチゴの香があって、きれいに酸がきいて、美味しかったです。塩コショウでこんがり焼いた厚切りのポークによくマッチ。でもこのタイプのワインはコメントをあれこれ並べるより美味しいねって飲むワインだと思います。だけど25ドルは高いよね。
「大金持ちのロゼを25ドル出して買うんなら、同じ質のロゼを一生懸命造っている貧乏なワイナリーのを買ってあげたほうがいいんじゃないの」と相棒。
なるほど、、、、。