先日 サンフランシスコ・ クロニクルスに 北海道牛乳の記事が載っていました。
タイトルは「ベイエリアの最も クリーミーなデザートの秘密、日本の貴重な牛乳」
要約すると:
アンソニー ・タンという人は 10年以上前に日本で食べた ケーキの味が忘れられませんでした。 弟がマレーシアで 北海道牛乳を使って作ってくれたケーキ でした。そのケーキは食感が非常にクリーミーで瞬間的に消える、その味が彼を驚かせたのです。数年後、ベイエリアで自分のケーキ店を開いたタンさんは、このケーキを再現することに全力を尽くしました。現在、サンノゼとサンマテオにある彼のアントンSVパティスリーのベストセラーは、クレープとクリームを20層に重ねた紙のように薄いエレガントなケーキで、北海道牛乳の味がしっかりと残っています。
「ティーザーのようなものです。食べた瞬間、とても濃厚だが、口の中に長く留まらない。溶けて消えてしまうので、『もう一口食べたい』と感じさせます」とタムさんは説明しています。
2016年に設立されたアントンSVパティスリーでは、タムさんがスタッフをトレーニングして、これまで北海道牛乳について聞いたことのない顧客に情報を提供できるようにしています。「よく『北海道って何?北海道ってどこ?』と聞かれます」ということです。
北海道の牛乳が特別なのはなぜでしょうか。北海道の牛乳の脂肪分は、一般的にアメリカの牛乳よりも高く、人気のクリーミーな口当たりとミルクの風味が生まれます。
涼しい気候と牛が自由に歩き回れる広い牧草地がある北海道ならではの牛乳なのでしょう。
北海道産牛乳は世界で高く評価されている乳製品の一つですが、米国ではまだ比較的珍しくて、人気が出始めている段階です。
2021年にシアトルで北海道出身者がオープンしたインディゴ・カウは、米国初の北海道産牛乳ソフトクリーム店を開店しました。
バスク・チーズケーキのチャールズ・チェンは、ベイエリアで、日本風バスク・チーズケーキで有名になりました。しかし、チェンさんが日本で初めて北海道の牛乳を使ってチーズケーキを焼いたとき、チーズケーキは一変しました。チェンさんは現在、日本で暮らし、パートタイムでケーキを販売しています。「食感はベルベットのようで、ミルクっぽい味がする」と彼は言います。「カリフォルニア(アメリカ)で再現しようとしていたのは、まさにこの味でした。でもこの味に近づけるには限界があります」彼がアメリカでもっとも近づけることができたのは、クレセント・シティのアレクサンドル・ファミリー・ファームのA2ミルクだったとのことです。
アントンSVパティスリー以外にも、バーリンゲームに新しくオープンしたコーヒー・ショップでは北海道産チーズケーキがあっという間に売り切れています。サンフランシスコのジャパンタウンとパロアルトに店舗を構える丸宇製茶という新しいカフェでは、北海道産牛乳を使ったクリーミーなソフトクリームとチーズケーキ(ミニチーズタルト)を提供しています。丸宇製茶では、カップやワッフルコーンに入った濃厚なソフトクリーム(6.25ドル)、まるでスフレのような軽いミニチーズタルト(4.20ドル)が味わえます。パロアルト店では、乳脂肪分3.7%の北海道ジェラートも提供しています。また北海道牛乳ソフトクリームをジャパンタウンのモール内の丸武製茶の近くにあるピンクピンクという店でも販売しています。
世界的に有名な乳製品を探している人は、日本のコンビニでよく見かける包装した北海道産ソフトクリームを、地元のアジア系マーケットの冷凍食品コーナーで思いがけず見つけて驚くかもしれません。
この記事を読んで、 早速 、お友達と一緒にジャパンタウンへ行って、ソフトクリーム (アメリカでは ソフト サーブ)とミニチーズタルト( チーズケーキ)をゲットしました。
今まで日本でソフトクリームはあまり食べなかったのですが、ならばと食べてみました。ふくよかでクリーミーでコクがありました。ソノマでソフトサーヴを出してるレストランがあったので、比較するために食べてみました。日本のソフトクリームに比べると味が薄くて軽かったです。アイスクリームみたいに冷たくて、頭がキーンとしました。地元のオーガニック牛乳を出してる小さな農場の牛乳を使っているとのことでした。
ミニチーズタルト( チーズケーキ)は大好きだった日本のチーズケーキの味がして、懐かしかったです。コクがあってそれでいてデリケートなのです。美味しさを残して消える後味が何とも言えません。
タイミングよく、バークレーに住む友人がチーズケーキを持ってやってきたので、比較して食べることができました。評判の良いベーカリーのものです。きっちり詰まったチーズの味が、しつこくなくて美味しいです。チーズ好きが好むケーキですね。後味は日本のに比べると短くて印象に残りませんでした。
ソフトクリームもチーズケーキも北海道の牛乳を使ったものとカリフォルニアのでは、確実に味が違いました。
北海道の牛乳を使ったソフトクリームやチーズケーキが、カリフォルニアで大いに注目される日が来ると期待してます。日本と同じ味がするデリケートで味わい豊かなチーズケーキがソノマでも食べられるようになる日を夢見ています。