バランスがキー?
このワインはいつが飲み頃ですか?と醸造家に質問する人が多い。
「10年、20年は軽く持ちますよ」とマーケッティング担当の人。
「熟成すると良くなるワインを目指して造ったので、10年、もしかしたら20年は大丈夫だと思います」と誠実な醸造家。
「10年、15年と持ちますが、どのくらい熟成したワインを美味しいと思うかは、飲む方の好みですから」もう一人の誠実な醸造家。
イギリスの人だと偉大なカベルネ・ソーヴィニヨン、あるいはボルドーだと30年は寝かせておいたがいいというだろう。
カリフォルニアのワインコレクターの多くは10年から20年で飲む人が多いといわれている。
長い熟成によって良くなるワインの条件は、構成がいいこと、ペーハーが低いこと、それからバランスがキーと、いろいろいわれている。
バランスがいいことっていうのについて、ふと考えた。人間も同じかしら?って。若者の熟成?の可能性を予測するときも、バランスかしら?
例えば秀才は何かを発明したり発見したりして世の中に貢献するけれど、必ずしも性格のバランスが取れているとは限らない。こういう秀才が温厚な熟年になるとは限らないかも??
じゃあ、若いときから性格的にバランスが取れていて、バランスを崩してしまう何かかが突出していない人物が素晴らしい熟年になるのかしら?皆さんはどう思いますか?
私の場合、若いときから非常にバランスの取れていない性格だったので、いまだにバランスがとれてません。