追悼の光
市役所を囲んだプラザの公園は、例年よりも一層華やかなイルミネーションが、きらびやかに輝いています。
その公園の南西角に何百という明かりが灯された大きな松の木がスッキリと立っています。町のホスピスが主催するもので、亡くなった家族友人親類を偲んで明かりを灯したものです。
今年で29年目にはなります。
クリスマスとかお正月というと楽しい集まりを想像しますが、中には大切な人を亡くした悲しい思い出を胸にクリスマスやお正月を迎える人たちも少なくありません。
私は10前に弟を、そして2年前に母を亡くしました。今年もこの松の木の下に佇んで灯りを眺めながら、二人のことを偲びました。
そして今を生かされている私は毎日を充実させて生きなければと思うのです。見守っていてくれる二人もきっとそう願っていると思います。
でも、、、今年、私は何か価値のあることをしたのだろうか、、、、あっという間に2015年が過ぎてしまいました。
この灯りはホリデーシーズンの間、灯されます。
2016年に向けて、新しい羽ばたきを願いつつ、年を越します。