ソノマの暮らしブログ

カフマン 恵美子 はまだ経歴を設定していません

ソムリエナイフ

私が見つけた小物です。
フランスのシャトー、クロ・ラ・クタール(Clos La Coutale)の醸造家でありオーナーであるフィリッペ・ベルナード氏は旧態依然としたソムリエナイフを見て、効率のいいソムリエナイフを作ろうと決心しました。新しいコンセプトで開発したのが、このソムリエナイフです。

従来のソムリエナイフはコルクにらせん状の部分を差し込んで、引っ張りあげてコルクを抜くという方法でした。それを逆に下に押す作業でコルクを抜くソムリエナイフを発案しました。このほうが力をかけずに簡単にコルクを抜くことが出来ます。恥ずかしい話ですが、手の力が弱い私は古いスタイルのソムリエナイフを使っていたときはボトルを太腿の間に挟んで腰を低くしてソムリエナイフをよいしょと引っ張りあげていたものです。

さら同氏はボトルのネックに引っ掛ける箇所を、従来の1箇所から2箇所に改良しました。2箇所だとコルクを引く段階でアジャストできるので、ボトルのオープンがさらに容易になりました。

このアイデアを実現した年に同氏はジュネーブ・インターナショナル発明フェアーでゴールドメダルをもらっています。

現在、このコンセプトを利用したソムリエナイフが他の会社からも出ていますが、発明の親、オリジナルは同氏です。

またInnovationとネーミングしたオリジナルから改良をした3代目に当たるソムリエナイフは、キャップシールを切る箇所(ナイフ)を引っ込めて、他のソムリエナイフだと持ち替えて改めてらせんじょうの箇所をコルクに差し入れて、柄の部分を下の押すという手順ですが、Innovationは持ち替えることなく、そのままボトルをオープンする作業に入れます。なんでもないことのようですが、改めてこのソムリエナイフを使ってみると、なるほど便利だなあと感じました。

アメリカではソノマに住む知人のフェデリクが同氏と友人であることから唯一の代理店となっています。まだ日本には入っていません。

このソムリエナイフに関心のある方はこのメールアドレスはスパムボットから保護されています。閲覧するにはJavaScriptを有効にする必要があります。へ連絡してください。また英語が今一不安という方は、お問い合わせメールにてご連絡くだされば訳して彼女にお伝えします。

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