ソノマの暮らしブログ

カフマン 恵美子 はまだ経歴を設定していません

Thanksgiving 2011




Thanksiving 2011

カリフォルニアへやってきたとき感謝祭というと食べて飲む祭りだと思ったから、これは私にも馴染める祭りだと単純に思っていた。でもこの日には由来があるのだった、当たり前の話だけれど。娘が幼稚園に行くようになって、「アメリカンインディアンがピルグラムにとうもろこしの育て方を教えてくれたのよ。収穫を感謝するお祭りなのよ」と教えてくれたことから、なるほどと納得。でもそれも遠い昔。今はまた単純にターキー(七面鳥)を食べる日と態度が悪くなっている自分に気が付く。

テレビでアナウンサーがあなたは何に感謝しますか?と視聴者にたずねていた。それで、そうよね、感謝祭は感謝する日なのよねと改めて感じた。

私がソノマへ越してきてからは、ずうっとラッキーなことに親友のランス&サンディが20ポンドもある七面鳥を3時間かけて焼いて、13人から17人ほどの人たちを招いてご馳走してくれている。一度も欠かさずに出席しているので、感謝祭は七面鳥を食べるものと思っていたのだけれど、友人たちはビーフ、ロブスター、鶉と、いろんなものをメインにして感謝祭を祝っているということだった。イタリア系の友人はターキーは料理しないという。なるほど、アメリカだ。その人のバックグラウンドによって、違うものを感謝祭に食べているのだ。

今年は娘がサンフランシスコに住んでいるので、気分的にとっても楽。1日前にソノマへやってきて二人でアピタイザーを作って持参。相棒はアジアの出張から、この日に帰国。

今年はアピタイザーがたくさんあって、ターキーが焼ける前に、お腹が一杯になりそうと思ったのだけれど、そんな心配は無用。こんがり焼けていい香りがキッチンに漂い始めたら、食欲がぐんと増した。ターキーは焼きすぎで肉が乾燥してしまってはだめなそうで、今年もベテランのランスがしっとりとした焼き具合の、それは美味しいターキーに焼き上げてくれた。サンディが作ったクランベリーのレリッシュ、詰め物(ターキーにつめずに別に料理)、コールスロー等、どれも美味しい。

飲んだワインの一部をずらりと並べたけれど(それは飲んだ全部のボトルではない)15本は並んでいると思う。今年のディナーは全員で15人、一人1本はこのグループでは普通のこと。もっとも15人のうち未成年が3人だから一人当たりの量はもっと多いかな?

今年はメキシコからのゲストも参加。ご主人は建築家だけれど、テキーラも作っている。奥様はお医者さん。素敵な知的カップル。

ディナーの最後は高級テキーラのテイスティング。マルガリータに使われているテキーラしか知らなかったから、樽熟成2年というテキーラを試飲して、そのまろやかさとコクに驚いた。マルガリータにプレミアムのテキーラを使うと味が車で言えばキャデラックのようになるとご主人のエンリッケ。テキーラの本を書いたランスとテキーラを私よりはずっと飲んでいる相棒は、そんなに味が変わらないから、マルガリータには一番シンプルなブランコでいいと主張。どっちなのかいつか試してみたい。

今年も穏やかで幸せ感に満ちた感謝祭を過ごさせていただいた。毎年感謝祭のディナーに招いてくれる家族のような親友夫妻に感謝。

これからもずうっと七面鳥を同じ仲間たちと楽しめますように。



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