ソノマの暮らしブログ

散歩とお弁当

ソノマ市が設置した散歩道を歩くことに加えて、もう一つの楽しみを見つけました。

ウオーキングの後に、お弁当を食べることを思いついたのです。

お弁当を食べる前に散歩道をウキウキしながら30分歩きます。早くお弁当が食べたくて急ぎ足になります(笑)

一人でお弁当食べる(ピクニック)場所は散道の終わり(始め)にあるセバスチャーニという大きなワイナリーのブドウ畑です。畑に沿って芝生があってピクニックにぴったりの場所があるのを知りました。

家族連れやカップルが数人同じようにランチを楽しんでいますが、かなり離れているので、一人という感じにさせてくれます。時々若い女の子が一人で囲まれている木々にハンモックをかけて休んでます。

芝生にサイドに小さなテーブルが付いた折り畳み式の軽い椅子(いつも車に積んであります)を置いて、ブドウ畑を後ろに、道路を向こうの遠くに見える小高い山とブドウ畑を眺めながら、お弁当を食べます。

アマゾンで日本のお弁当ボックスをみつけたので購入しました。それに5時間温度が落ちないという保温マグも買いました。

お弁当に卵焼きは絶対に欠かせません。お弁当には必ず卵焼きを詰めます。母が作ってくれた卵焼きの味からちょっと外れるけれど、卵焼きを口に含むと母を思い出して、幸せな気持ちになります。

一人でランチって寂しくない?って思う方もいらっしゃるかもしれませんね。お友達と一緒も楽しいですが、一人でお弁当を食べる時間も大好きです。開放感が最高です。

一度だけ、ピクニックエリアがあるワイナリーの庭でレイが付き合ってくれて一緒にお弁当を食べました。楽しかったです。でもなかなかレイとのスケジュールが合わなくて、今のところ、一人の時間を満喫中です。

我が家の裏庭でソノマ山を見ながら食べるランチもいいですが、家を出て車で20分のワイナリーのブドウ畑のそばでひと時を過ごすのもまたいいものです。

私は一人でレストランやカフェへ行ってコーヒーやランチを楽しむのが好きです。コロナで行かれなくなったこの時期、お弁当を食べるのがそれと同じくらいの幸せ感をくれます。カフェだとブログを書いたり本を読んだりできるけれど、ピクニックは書くことができないのが、少し残念ですが、綺麗な空気を吸って、ミュージックを聴きながらゆったりと景色を眺めると、自由に外出できないストレスが和らぎます。

一人でウオーキングをしている女性が、にっこりして手を振って通り過ぎていきます。

初めてお弁当を食べた時のことです。通り過ぎる車が、私の目の前で必ずゆっくりになるのです。

「日本人が一人でお弁当を食べてるのが珍しくて車のスピードを落とすのかしら」と、ちょっと神経質になってしまいました。ふと右を見上げると、道路が盛り上がっていることを知らせるブBUMPという標識があるではありませんか(笑)。ここを通る時、車はスピードを落とさなければならないのです。自意識過剰!

日本式のお弁当箱の次にアメリカ製のサラダランチ用の容器を見つけました。さすがはアメリカ製、でかい!

1段目はサラダのドレッシングが入る小さな容器と3箇所にチーズとかクラッカーとかを入れることができるように3つに区切られています。2段目はサラダ野菜がたっぷり入ります。

30分の散歩で少し汗ばんだ時に食べるサラダの味も、また美味しいものですね。

食後はポットに入れてきた紅茶でクッキーを食べます。嬉しさで顔がほころびます。単純な私です。

ある日、リードをはずした中くらいの白い犬と中年の男性が、芝生を歩いて近づいてきました。本当はリードを外したらいいけないんだけど、、。ふと見ると犬が用を足しているではありませんか!

「うわ、今、ランチ、食べてるんだけど」と顔をしかめてしまいました。

何気なさそうに私の前を通過。そして帰りなのでしょう。戻ってきました。

やってきた方に戻って行ったので、そっと見たら、なんとその辺りでうろうろしてるではありませんか。近づいて話しかけてきたら「一人を楽しんでるんだから邪魔しないで」ときっぱり言うか、それとも、お弁当を食べ終わってたので、紅茶はあきらめて帰り支度をしようかと考えてました。すると犬が用を足した辺りをうろうろしていたようで、糞を見つけてビニールの袋に入れてゴミ箱へ捨てるところでした。散歩道とこの芝生にはビニーツブ袋とゴミ箱が用意されています。

きちんとマナーを守る男性だったのです。

アメリカ暮らしが長くなったせいかと思いますが、まず瞬間的に否定的に(特に男性)人を見るようになっている自分に気がつきました。

雨季なので雨が降ってますが、晴れたら合間を縫ってお弁当と散歩ができる日を楽しみにしてます。

冬の日中の気温が13-17℃のソノマだからできる楽しみですね。

ささやかなお雛様
古い樹と私の手