ソノマの暮らしブログ

カフマン 恵美子 はまだ経歴を設定していません

Mela

生後6ヶ月の子猫をソノマのシェルターから引き取りました。
名前はMela、小柄な女の子です。
「シャイだけど、いい子ですよ」とシェルターの方が言ってました。
よく見ないと気がつかないのですが、左の耳の上端がちょっと切れてます。これは野生化した猫だけれども、避妊手術を受けた猫ですよという印なのだそうです。

生後2ヶ月のメラちゃんはお腹を何かに噛まれて傷口が開いてる状態で保護されました。テープでくっつけて、避妊手術をして野生に戻す予定だったのだそうですが、うまく傷口が治らず、糸で縫う処理をすることになって、術後フォスターホーム(一時預かりで世話をするボランティアの家族)に1週間いました。手術をした医師は「性格は可愛らしい」とカルテに記載しています。

シェルターの人たちは、メラは野生化した習性を持っていないいことに気がついて、受け入れ家族を募集することにしたそうです。決めて数日後に私と娘がシェルターを訪れて引き取ることになりました。いろんな人になぜなぜしてもらって、喉をゴロゴロ鳴らして娘の手の平を優しく舐めるのを見て、娘はイチコロでした。

野生化した猫は

人の前では物を食べない

絶対に体に触れさせない

ゴロゴロ喉を鳴らすことがない

という習性があるのだそうですが、メラは全く反対です。

メラのお母さんは野生化された猫ではなくて、迷って家に帰られなくなった猫だと思います。だからメラには家で飼われていた習性を教えたのだと思います。お母さん猫も無事だといいのですが、、、、。シェルターにはいませんでした。

家に来て5日間は、バスタブとかバケツの中、トイレの後ろに隠れて、見つけるのに一苦労。でも自分のベッドにコロッと横になって、撫ぜ撫ぜしてもらいたがるのでした。

2週間経った今は、家の中を走り回って、私の後を追って離れません。甘えっ子で、遊んでもらいたい時は、短いミャーで、おねだりします。そろそろティンエージャーになるようで、ジャンプはするし、バーっと走るし、躾が肝心な時期に差し掛かりました。

それにしても非営利団体のシェルター、Sonoma Pet Lifeline のスタッフとボランティアには頭が下がります。1982年に設立されたとのことです。犬は13匹、猫は50匹収容可能ですが、この土地の人たちに教育が浸透したのでしょう、子猫も含めて10匹ほどしかいませんでした。

シェルターはきれいに清掃されているし、保護された犬と猫に対する愛情は素晴らしいです。

メラについての記録が詳細に書き込まれていました。そして引き取ってから1週間後に様子を訪ねる電話が入りました。2週間以内に動物病院にチェックに連れて行くことが約束(初回はソノマカウンティのどの病院も無料)なのですが、その時にはミラのセンターの報告書と医者の治療報告書を持参するようにと言われました。

小さな体で辛い体験をくぐり抜けてきたメラを大切にしてあげようと思っています。

 
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