霜
2011年は雨降りで年が明けて、それ以来、毎日のようにどんよりとした日々、そして雨降りが続いている。ほんの数日、太陽が顔を出した。
太陽が顔を出す日はとても寒い。久しぶりに早起きしたら、裏庭は霜で真っ白。驚いて写真を撮っている私をみて、相棒は「我が家をツアーしてるのかい?」と言った。
ナパからやってきた友人は車のフロイントガラスに厚く張り付いている霜を取り除くのに、20分はかかったと嘆いていた。水をかけたら、凍って張り付いてしまったのだそうだ。雪国の方は、これを聞いて笑うでしょうね。私は札幌出身なので、雪国の育ちなのだけれど、20年以上、カリフォルニアに住んでいて、すっかり雪国の冬の厳しさを忘れてしまったので、寒い冬に慣れていないカリフォリアンと同じ反応を寒さに対して示してしまう。
今年の冬は雨降りが多いので、普段は雨不足で人造貯水湖はボツボツと水がたまっていくのだけれど、今年は速いスピードで湖が水で一杯になってきているのが、良いニュース。2011年が良いヴィンテージになってくれることを祈る。