我が家と同じ通りにリチャード&スーザン夫妻が越して来ました。サンフランシスコ、サンディエゴ、ミル・ヴァレー(ソノマとサンフランシスコの間にある裕福層が住む地区)に家を持っているお金持ち。リチャードは成功した弁護士。ソノマのこの土地が気に入ったので、ここを拠点にしたいといってましたが、、、。
この二人が買った土地にシャルドネとシラーのブドウ畑が付いていたのです。テニスコートか何かにしようとしたのですが、このあたりは農業地区に指定されているので、変えるわけには行かずに、ブドウ畑を保持することにしたのだそうです。ところが、この畑がなんと隠れた宝物!この地区はカーネロスに近く、涼しいので、素晴らしいシャルドネが育つのです。そして涼しい地区のシラーも、なかなかのもの。
Idele Family Vineyard と家族の名前で少量ですがシャルドネとシラーをリシースしました。
そのリリースパーティに招かれました。ミネラル分が特徴のコクのある大人の味のシャルドネ、味わいに深みがあり、過熟ではない、涼しい地区のシラーらしい酸味がフィニッシュにきれいに残るシラー。
こんないいワインができる畑に当たったなんて、ラッキーなお二人。
近所の方々、サンフランシスコの弁護士仲間と大勢の人が集まっていました。お金持ちのカップルなのですが、気さくで親切。
メキシコでテキーラの勉強をしてきたとスーザンに話したら、ぜひテキーラのテイスティングに行こというので意気投合(ワインじゃなくてね、、)
お二人はユダヤ系アメリカ人なので、クリスマスツリーじゃなくて、ハヌカを祝います。9本のキャンドルが灯されていました。光の祭りとも呼ばれて、毎日1本ずつキャンドルがともされて、最後は9本のキャンドルがともされます。
コネチカットで射殺された20人の幼い子供たちと学校の先生やスタッフ6人の冥福を祈って、黙想しました。このキャンドルが私には平和を祈るキャンドルに見えました。
この辺りではメリー・クリスマスのほかにハピー・ホリディ!と挨拶を交わします。メリー・クリスマスはキリスト教の人たちの挨拶だからというのがその理由です。
仏教、イスラム教、ユダヤ教などキリスト教以外の人たちにとっては、メリー・クリスマスじゃなくて、ハピー・ホリディなのです。アメリカは複雑な国です。
でもこの複雑さを飛び越えて、だれにでも、メリー・クリスマス!って言う人もいます。
dele Family Vineyard