今年の夏は暑い日が続きました。
日本だとざるそばとか冷やしたソーメン、冷奴なんかを食べて暑さをしのいだ方も多いのではないかと想像します。
ソノマも暑かったです。夜になるとしのぎやすくなったのですが、それでもサラダ系を多く食べてました。
でもこれだと体力が落ちてしまいかねません。と言って家で料理するとき家中が暑くなってしまいます。
そこでお財布にも優しい庶民の食べ物、ピザをテイクアウトしてみようと思い立ちました。
飲み物は普通はビールでしょう。 でもビールだとお腹がいっぱいになってピザを楽しめません。じゃあ、ワインはどうかしらというので、ピザと楽しめるワインをテーマに我が家でピザ&ワインテイスティング兼ピザパーティを開くことにしました。
街に5軒のピザを作っているレストランがあります。夫と二人でどのレストランのピザをパーティで楽しんでもらえるかを調べようということになって、5軒のピザを出しているレストランを食べ歩きました。良い食材を使っているレストラン、生地が美味しいレストラン、両方が満たされているレストランと、様々で、この食べ歩きも楽しかったです。その中から3軒のレストランのピザを選びました。
テイクアウトのピザなのだから、バーゲンワインを選んでみようかなと、私は思っていたのですが、夫は「ピザだからといって、まずいワイン(もちろんまずくないワインもありますが)を飲む必要はない(飲みたくない)。高級ワインを飲むときは高級な料理でなければならないという固定観念もおかしい。ピザでも高級ワインを楽しむべきだ」と主張するのです。それも一理あるなと思ったので、バーゲンではないワインを集めてみました。
それからいろんな種類のピザがあるのだから、ピザは赤ワインしか合わないという仮説にもチャレンジして、白ワインとの相性も試してみました。
揃えたワインは
白ワイン
2015 Riesling ,Wittmann ,Troken
2017 Pinot Grigio, Peter Zemmer , Alto Adige DOC Sudtirol
2016 Sauvignon Blanc, Spottswoode, Napa &Sonoma County
ロゼも買ったのに出すのを忘れてしまいました(涙)
赤ワイン
2015 Zinfandel, Dashe, Dry Creek Valley
2015 Syrah, The Ojai Vineyard, Santa Barbara County
2015 Malbec, Adelante, Mendoza
いろんな種類のピザから、以下の4つのピザで試してみました。2つのピザの写真を撮るのを忘れてしまった!
ホワイトピザ
レストランによって違いますが、共通しているのはトマトソースが使われてないことです。ワインとのマッチの幅が広がります。一般的にホワイトピザは軽いです。そしてトマトソースソースを使ったピザに比べると酸味が少ないので、パリッとした白ワインに合います。
この日のホワイトピザはモッツレラチーズが主体で自家製のソフリト(ラテンアメリカのソース)と自家製ソーセージにアルグラが使われたピザ。ソーセージは少ししか使われていなくて、味のインパクトはあまりなかったです。
ゲスト(私と夫も含めてます)がマッチすると答えたワインの順番は
- ピノグリジョ、
- ジンファンデル
- マルベック、シラー
- ソーヴィニヨンブラン、リースリング
この日は出しませんでしたが、シャンパンも合うかなと思います。
マルゲリータ
トマトにモッツレラチーズとバジリコを使った、どこのピザ屋さんにも必ずあるピザです。
ゲスト(私と夫も含めてます)がマッチすると答えたワインの順番は
- ジンファンデル、マルベック
- ソーヴィニヨンブラン
- シラー、
- ピノグリジョ、リースリング
トマトソースの酸味と甘さとチーズの味の組み合せが相性のポイントになったようです。
イタリアンソーセージのピザ
肉系のピザとしてイタリアソーセージ(サルシッチャ)を使ったピザを選びました。自家製のソーセージとマッシュルームにさっぱり系のトマトソースと良質のチーズを使ったピザ。記事のもちもちとした食感で、おいしいピザでした。
ゲスト(私と夫も含めてます)がマッチすると答えたワインの順番は
- マルベック
- ジンファンデル、シラー、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノグリジョ
- リースリング
トマトソースの酸味がまろやかで、コクのあるチーズの味が赤と白ワインにマッチしてました。
ハワイアンピザ
フレッシュなパイナップルとハム、モッツレラチーズと熟成したパルメザンチーズが使われたピザ。フルーツが入ったピザなんてと、夫はかなりの拒否反応。でも私としては面白いと思ったので強行。
- ソーヴィニヨン・ブラン
- リースリング、ジンファンデル
- シラー、マルベック、ピノグリジョ
パイナップルの甘さとハムの塩味にチーズが加わって美味しい。私としては辛口のリースリングのほんのりとした甘みと酸味、ミネラルと花の香りが、なかなかよくマッチしてると思いました
評価方法はややこしいのは避けてチャートに+(合う)、―(合わない)、0(どちらともいえない)と3つの感想を書いてもらいました。どちらとも決めがたいという答えが結構ありました。コメントも歓迎。コメントではトマトソース酸味の強度とチーズの味がワインとのマッチングの決め手なってたようです。
今回のピザに合わせて、一つだけワインを選ぶとしたら、酸味とフルーツ味のバランスが取れた、重くないジンファンデルかマルベックがいいかな。意外だったのは、ピザによってはソーヴィニヨン・ブラン(高級)との組み合わせもよかったことです。
当たり前の結論ですが、組み合わせの好みは、それぞれ違っていることです。その違いをあれこれ話し合うのも楽しかったです。
友人の一人が「高いワインと高い料理の両方を楽しむのは、金銭的にちょっときついというときは、ピザで高級ワインを楽しむのもいいよね」と提案。
最後はハム、サラミ、チーズとパンで友人が持参した高級マルベックをオープン。四方山話で盛り上がって解散。
開けたボトルの全部がほぼ空。
飲酒運転は避けてLYFT(UBERと似ている)で、ほろ酔いでご機嫌よくお帰りになりました。
またピザを食べながらワインが飲みたいなあと思いつつ、書きました。