No.32 ブショネワインの修正法

No. 32   Date:2007-12-22

ブショネワインの修正法
記念日にと大切に保存しておいて、はりきって開けたボトルがブショネでカビっぽい香りがすると、本当にがっかりしてしまう。こういうことはけっこうしばしば起きる。
ブショネはTCA(トリクロラニソル)TRICHLORANISOLEの汚染によってかびっぽい臭いが出るのだ。 こうなると、キッチンのシンクにどぼどぼと捨てるより仕方がない。
ところがサンフランシスコにある樽輸入社が、軽いブショネなら解決策があると言っている。
水差しに縦横30cmほどのサランラップを固まりにして入れておく。ブショネのワインをラップの塊を目指して注ぐ。ワインが満遍なくサランラップを通過するように5分か10分ほど、静かに水差しを回す。ブショネがひどいものほど、サランラップを通過する時間を長くする。かなりひどいものは、新しいサランラップに取り替えてこの操作を再度行う。 少量のワインを注いで味見をして、ブショネ独特のカビっぽい香りが抜けていたら、他の水差しにワインを移す。 ポリエチレンはTCAをスポンジのように吸い込むのだというのがこの方法の科学的な理由。
最近、幸運にもブショネワインにめぐり会って?いないので、まだ、試していないのだけれど、どなたか試してみて、その結果を教えてください。