No. 39 Date:2009-04-27

不景気がワイン市場に与える影響

パーカーより私のワインセンスが近いタンザーのマーケットモニターと題するコラムが、ワイン市場を次のように報告しています。
「ワインの小売市場が速いスピードでシフトしている。昨年の秋から高額ワインの売上げは世界的に劇的に落ち込んでいる。ボルドーの第一級は地面に停止し、 2007年の未着を買うのに興味を示しているバイヤーはゼロに近い。良いヴィンテージだった2006年のブルゴーニュの赤はワインショップの棚に沈滞して いる。2005年でさえいくつかのワインはデスカウントされている。小さな高級生産者のニューリリースのワインの価格は同じか新記録の価格をつけている。
一方、ナパ・ヴァレーのカルトワインのディレクトメールの顧客はリストからはずれるの防ぐために割り当てのワインを買って、それを買った値で売っている。しかし贅沢品にお金を使うことに慎重になっているので超高価なワインを買おうという人は少ない。
レストランは食べ物もワインも価格を落としている。例えば同じ生産者のワインでも高いワインではなくベースワインのほうを選んで出している。
またフランス、イタリアの高額ワインを主に輸入していたインポーターは比較的価格が安い国(チリ、アルゼンチン、オーストラリア、スペイン、ポルトガル)のワインを求め、多様化させている。
今、ワイン消費者にとって名声、世評の高いアペラシオンや生産者に取り付かれていた意識をときはなす絶好の時期だ。世界中に20ドル以下のなかなかいいワインが以前よりもずっと存在するので、それを楽しんだらいい」

納得!
最近のニュースではシャトー・ラトゥールは2008年ヴィンテージの価格を2007年より45%下げると発表したとのこと。