新しいAVA

ソノマ・ヴァレーに2013年10月1日 付けで新しいAVA「Moon Mountain」が登場。正確にはソノマ・ヴァレーのサブAVAとなる。 ソノマ・ヴァレーの真ん中を走る12号線の東側、マヤカマス山のソノマ側に位置している。標高400-2200フィートと文字通り高地にある地区。 この地区にトリニティ・ロードというのがあって、ナパへ行くときの近道として山越えするのに使っている道。一番高いところにひっそりとそれもかなりの面積のブドウ畑があるので、「こんな山のてっぺんでブドウを栽培してるんだ」とこの道を通るたびに思っていた。 40のブドウ畑と11のワイナリーがブドウをこの地区で栽培している。 土質とか気候についての情報があまりないのだけれど、ピノ・ノワールの栽培には暖かすぎるようだ。というのは暖かい空気が上昇するからだ。それにヴァレーの東側なので、太平洋からは、少し遠いから涼しい風がこの地区まで届かない。 有名なブドウ畑に1800年代にブドウが植えられたモンテ・ロッソMonte Rosso Vineyard がある。ルイ・マーティニが開発した畑で、現在はガロ・ファミリー・ワインが所有。 この地区で知られるワイナリーはKamen Estate, Hanzel Vineyards がある。 ソノマ・カウンティの16番目のアペラシオンとなる。 写真はこの栽培地区のごく一部なのだけれど、こういう風に山の中にブドウ畑がパッチワークのように開墾されている。ちなみに写真のひとつに左側に低い木が生えている丘陵地が写ってるけど、こういう山林を開墾してブドウ畑が作られているのだ。 大変な費用と労力が費やされている。