昨年の夏のこと。車を運転しながらラジオを聴いてました。
レポーターが「こんな楽しいレポートは初めてだ」と嬉しそうに話し始めました。オーガニック専門のスーパー、ホールフードでカンに入ったワイン(缶ワイン?)の試飲をしたというのです。味は決して悪くなかったと報告してました。
私も早速、地元、ソノマにあるホールフッドへ行って買って帰りました。ホールフードはすごいワインのセレクションではありませんが、決して悪くありません。ワインギークにはちょっと退屈なセレクションではありますが、、、。
でもなぜホールフッドに缶ワインが?
ホールフッドの本部のワインバイヤーであるマスターソムリエの資格を持っているDevon Broglie 氏の決断なのでした。ロゼ人気が薄れていった次のトレンドとして詳細なデーターと直感を信じて缶ワインを選んだとのこと。売り上げは640万ドルに到達したとのこと。
季節外れのレポートになってしまって申し訳ありません。缶ワインは8月、9月(場所によっては10月も)と、まだ暖かいけれど寒い季節に向かっている時期に売れるワインと位置付けています。
寒い時はアルコール度が高めでフルボディでフルーティなワインが美味しく感じるけれども、8月、9月は軽めで、酸味があるものをちょっとだけ冷やして飲むのがベストというのが彼の意見。
ホールフードで扱っているブランド:
West Side
カベルネ・ソーヴィニヨン
程よい酸味のさらっとしたカベルネ。食べ物と一緒だとオーケーかな。
West Side
シャルドネ
シャルドネの品種の個性とかは期待せず、さらっと飲む白ワイン。
Presto Sparkling wine
気軽に楽しく飲める(もちろん缶だから当然かな?)、スパークリングワイン。
今日(2月13日)、ホールフッドに寄ったらピノノワールの缶ワインのブランドが一つ増えてました。
Mari’s
ピノ・ノワール
まずいこともないけれど、すごく美味しいということもないなー、、、。
Pays D’ocでオーガニックのブドウを使っていると書いてあります。
どんなオケージョンで飲む?
スポーツのイベント、ビーチ、瓶が禁止されている公園などで、よく飲まれています。日本ならお花見?かな。
西海岸のスーパーのチエーン、Raley’s のワインバイヤーは昨年より早いペースで缶ワインが売れているけれど、このトレンドがどのくらい続くかは確信がないと述べています。
でもホールフードは新たにピノ・ノワールを加えているので、Devon Broglie 氏はまだ売れると見ているのでしょう。