ソノマ・ヴァレーにある小さな町、グレン・エレン(ソノマ町の隣)に新しいレストランGlen Ellen Starがオープン。
グレン・エレンにあるベンジガー・ファミリー・ワイナリーのオーナーであるマイク・ベンジガーのお嬢さんがシェフと結婚。二人でこのレストランをオープンしたもの。
シェフのAri WeiswasserはニューヨークのDaniel、Picholine, Paul Librandts' Cortonなどのレストランで働いた。フレンチランドリーでも修業を積んでいる。
このレストランのコンセプトがいい。ピッツアはもちろん、野菜、魚は全部ウッド・ファイヤー・オーヴンで料理するというもの。燃やす木はベンジガーのワイナリーの敷地で倒れた樫とかマドローヌの木を6ヶ月から2年ほど乾燥させてから使う。写真をご覧くださればわかりかと思うけれど、ごく簡単なオーヴンなのだけれど、温度がコントロールできる。この夜は華氏で600度と数字が出ていた。
なぜ、オーヴンで?とたずねたら、10年間ファインダイニング(ファンシーなレストラン)で働いて、楽しかったけれど、今度は小さなレストランで木の香りを感じながら、家族的な雰囲気のローカルのレストランで働きたいと思ったからとのこと。もちろん、ツーリストもオーケー。
この日は私は以下の料理をいただたいた。
Spring pea soup, ricotta gnude, mint, mascarpone
色が取ってもきれい。上品でコクのあるスープ。
Striped bass, cherred spring onion, sauce romesco
皮がこんがりと焼けて、パリッとしている。身は程よく焼けていて、新鮮な魚の味がいい。ソースが美味しさを倍増してくれる。
Whole roasted cauliflower, salsa verde
新鮮な野菜をオーヴンで焼くので、自然の野菜の味が口の中に広がる。
カリフラワーは丸ごと焼いてある。緑色のソースが美しい。
Salted peanut butter ice cream
ピュアーなピーナッツバターの味が素晴らしくいい。固すぎず、ソフトすぎず、冷たすぎて頭が痛くなることもなくて、絶品のアイスクリーム。お持ち帰りも出来る。もちろん自家製。
油をあまり使わず、食材の味が楽しめる、私が好きな料理のスタイル。料理の質はサンフランシスコのトレンディなレストランに劣らない。
父親のマイクがご機嫌でゲストに声をかけていた。
家から近いので、よく行くことになりそう。