A16
サンフランシスコのマリーナ地区というとチェスナッツ・ストリート、そしてイタリアンのレストランA16、California Wine Merchant Wine Shop and Bar と二つの名前がぱっと頭に浮かぶ。
この近くに来るとA16に行かずにはいられない。忙しい時間に行くと席が空くのを待っている人が外まであふれている。予約してなかったので5時30分オープンちょっとすぎに行った。
清潔感にあふれて、働いている人たちはきびきびとしていて愛想が良く、レストランに入った瞬間から気持ちがいい。
ナポリのハイウエイA16をレストランの名前にしたもの。
2004年2月にオープンしたときは、ナポリ仕込のナポリタンスタイルの美味しいピッツアを出すレストランとして話題になった。このレストランの料理は南イタリア、特にカンパニアに焦点を当てた料理。ワインも同じで、カンパニアを含む南イタリアのワインがメニューに載っていて、北イタリアのワインはなし。有名どころばかりではなくて、小さな生産者のものも多くそろえてある。最近、アメリカのワインもリストに載せるようになった。なかなかいいセレクションだ。
この日はスペシャルから今が旬のソラマメをサヤごとグリルして、チリとチリソースをかけたものとミートボールをオーダー。
次は蒸し煮したタコ
(Braised octopus with fingering potatoes, castelvetrano olives, celery and roasted garlic )
イカの入ったパスタ
(Tonnarelli with braised squid, senise peppers, white wine, garlic, parsley, lemon and fried breadcrumbs)
を注文。
ソラマメはピッツア用の石造りのオーブンで焼いてあって、新鮮で美味しかった。
タコは程よいソフトさで、ジャガイモとの相性が良くて、こちらも、今まで食べたタコ料理ではトップかな。
ホームメードのパスタは理想的なアルデンテ。美味しい!に尽きる。
イタリア系(好みだわさ)のソムリエが気軽にでも誠実にワインの相談にのってくれる。
選んだワインは以下の二つ。こんなに長い名前、どうやって覚えるの? 運転があるので、赤白をカラフェで注文。
白は2010年 Pietra cupa Greio di Tufo Montefredane Avellino カラフェで$26
北イタリアの白に比べると、口当たりにもう少し厚みがある。すっきりとしたフィニッシュ。
赤は2009 Giuseppe Gaffas “Lilloue” Cannonan di Sardogna Nuoro カラフェで$28
南イタリアらしい太陽を感じるワインだった。
このレストランへ行きたくなる理由。
いつ行っても料理の質と味が一定して美味しい。
ワインリストが面白い。
室内は清潔感があふれていて明るい。
真っ白なテーブルクロスを使わす、こげ茶のテーブルのままというのが、品がありながらカジュアルな雰囲気を作り出していて、イタリアンらしくていいな。
スタッフは生き生きとして働いていて、その気持ちがお客さんにも伝染する。
お値段は安くはないけれど、バカ高ではない。
トイレのドライフラワーはいい香りがしたのも気に入った。
しゃれたデザインのトイレが多くなってきているのが、嬉しい。