No. 24-6 Date:2006-08-18 ダリウッシュというキンキラキンのワイナリーがスタグスリープ地区に建ったので、行ってみた。オーナーはイラン出身、ロスアンゼルスでスーパーのチェーン店 を展開して成功、ナパに豪勢なワイナリーを建てた。土曜日に行ったら、テイスティングルームは試飲客で一杯だった。スタグスリープ地区にもツーリストの メッカができたということだ。ワインは前に一度飲んだことがあって、今はやりのこれでもか!という感じの過熟スタイルのワインだったので、今回はどんな風にかなと思っていた。誰にでも好かれる華やかでフルーティで過熟ではあるけれど、前よりは押さえ気味で、エレガントさもちょっと出ていて、建物の印象に負 けてしまわない一般受けのするワインだった。どちらかというとゼラチンワイン(フィニッシュがちょっと短めで骨格がふわふわとしている)だけれど、今飲む と美味しい。価格($34‐68)は決して安くはないけれどナパにしてはバカ高ではない。 レストランで2002のハーランを飲んだ。深みのある黒系フルーツに杉、スモーキー、鉛筆の芯などが加わった深みのあるハーラン独特の香り。2002年とい うナパ・ヴァレーのヴィンテージを表現していて、とても濃くて味わいがびっしり詰まってフルボディ。でも重さを感じず気品さえある。だけど私の体力では1 グラスかな。 我が家の近くのブドウ畑のピノ・ノワールの色がかなり濃くなっている。向かいの畑のカベルネも色付きが始まっている。いよいよ緊張と興奮の収穫期に向かっての時間の読みが始まった。 |
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