巨大なワイン会社が損害賠償
去年の7月にカリフォルニアに住む3人のワイン消費者が、ラベルにピノ・ノワールと記載されているけれど、安いメルローとシラーで薄められているといってガロとコンスティレーションを相手に集団訴訟を起こした。
昨年、フランで1800万本にあたるワインをピノ・ノワールと偽って売却し有罪判決を受けたのが発端。
このワインはガロとコンスティレーションに輸送されたもので、問題はピノ・ノワールと品種目をラベルに記載できる量のピノ・ノワールが含まれていなかったこと。
どのくらいの割合でピノ・ノワールが含まれていたかどうかは科学的に解明することはできないけれど、ガロとコンスティレーションは訴訟者と和解することにして、200万ドルを保証金として用意した。
ガロとコンスティレーションはバルクで買ったワインはラングドック・ルーション地区のピノ・ノワールと信じていた。このバルクワインを2005 ―2008年の
Woodbridge, Turning Leaf, Talus, Red Bicyclette, Redwood Creek, Farallonでピノ・ノワールとして出していたもの。
フランスのバルクワイン供給会社からピノ・ノワールだと信じて買ったガロとコンスティレーションも被害者と言える。