フレンチランドリーのコルケージ

日本から来られる多くの方たちのご希望セットツアーはオパスワンを訪問してフレンチランドリーでディナーをすること。

オパスワンはテイスティングのみでも予約が必要だけれど、これは予約の日が十分に前だったら、大体取れる。1グラス試飲だけで45ドル。グラスを持って屋上で素晴らしい景色を眺めながら、ワインをちびりちびりと飲んで、写真を取りまくる。ワイナリー見学だとお一人様125ドル(90分)。

フレンチランドリーはコネを使うか、予約希望日の2ヶ月前の解禁日?と同時にすわっとコンピューターで予約クリックし続けて予約できたらラッキーというところ。コネの場合は希望日程にぴったりはなかなか難しい。この日予約キャンセルが出たけれど来れるかい?的な感じ。コンピュータークリック合戦で希望予約日を取れた方を知っているけれど、大変な努力だったみたい。

ちなみにナパとニューヨークのフレンチランドリーのコルケージ(抜栓料+サービス料)は1本の持込につき150ドル。2人で1本の持込限定(2人で2本の持ち込みはだめということ)。

フレンチランドリーのコルケージはおそらく世界で一番高いだろう。ロンドンの一番高いビルにあるシャングリ・ラ・ホテルのレストランも高いらしいけれど、でもワインだと84ドル、シャンパンだと125ドルほどだとか。ラスベガスのレストランでも一番高くて100ドル。普通、高級レストランなら50ドル、一般的な料金は2025ドルというところ。

フレンチランドリーのワインリストはなかなかのもの。だから持ちこまずにリストからオーダーしてほしいということなのだと思うけれど、掛け率が半端じゃない。

例えば2010年のShafer "Hillside select"のフレンチランドリーの価格は795ドル。サンフランシスコの有名なワインショップK&Lだと300ドル。これだと持ち込んで150ドルのコルケージを払っても450ドルなので、レストランでオーダーするより安いよね。

だけれどワインリストをつらつらとチェックしてみると150ドル以下のワインもそろえてある。

もしフレンチランドリーでディナーをすることがあったら、コルケージを払って持ち込むか、リストから150ドル前後のワインを注文するか、あなた次第ってことになるね。

特別な日に特別なワイン(思い出がたくさんつまってるワインとか)を特別なレストランで楽しみたいというとき、150ドルをエキストラに取られるっていうのはねえ、、、、。

どこのレストランでも、行くレストランのワインリストに載っているワインは持ち込まないというマナーは守ったほうがいいよね(まあ、常識だけれど)。そのほうがレストランも嬉しいと思う。

それにしても、素晴らしいワインをそろえているんだから、コルケージの価格をもう少し安くして、ソムリエが誇りにしているであろうワインリストからお客さんが「いいねえ!」っていってオーダーするという方向にオーナーは方針を変える気はないのかしらね。