時代の変化

カルトワインの人気は、ひところに比べるとちょっと静かになった感じがする。

日本はどうなのかしら?まだまだスペクテーター誌とパーカーが高い点を付けたナパのカベルネを買い続けている人が多いのかしら?

過熟気味のブドウから造られたアルコール度の高いワインの中でも、バランスが取れて、その土地じゃなくては造ることができない素晴らしいワインがある。

それにあやかって似たタイプのカベルネに仕上げて価格を高くして、生産量が少ないことを売り物にしているカベルネもある。このタイプのカベルネは長く熟成できないケースがほとんどだから、若くてジューシーなときに楽しく飲んだらいい。セラーに寝かしておくのは、多分、大してメリットがないはず。

もう5年くらいになるかな(数字に弱いので年数は確信がありませんが)、ひところのようにカリフォルニアワインばかりをワインリストに載せているレストランは、ナパの中でもほとんど見ない。価格が高いことと、料理と合わせるのが難しいし、それにオーダーするお客さんが多分少ないんだろうね。オーダーするお客さんが多ければ(財力もあって)そういうタイプのワインをそろえているはずだよね。

で、こういうタイプのワインは今どこで売られているか、、、。パーカーがワインアドヴォケイトをアジアの投資グループに売却して、オフィスはシンガポールにあるのだとか。これからはアジアのワイン市場に貢献するのだという。

パーカーの高得点ワインを信じて買う人がアジアで増えるのだろうか、、。特にカルトワインまがいのワイナリーにとって、今後はアジアがホープ。ワインは飲むためではなくて、プレゼント用。そしてボトルを飾る。99点は98点よりいいと信じている。そういうワインの世界がワインにまだ馴染んでいないアジアの国に浸透していくのだろう。中国のお金持ち層や他のアジアの国で、カルトワインを買うということがステイタスのひとつのシンボルとなっていくのかしら。

日本はそういうアジアの国々に比べると、ワイン市場がもっと成熟しているから、そういうことはないと思う。