ソノマの暮らしブログ

今年のスモモの出来

 

 

あいも変わらず、アメリカの大統領のマイナスなニュースが毎日報道されています。

北朝鮮を煽って、内閣や議員をギョッとさせたかと思うと、ヴァージニアのシャーロットヴィルで起こった死亡者まで出したデモ隊の衝突で、白人至上主義者やKKK、ナチ信奉者たちを非難することなく、右翼と左翼のどちらも悪いという主張をしています。アメリカを国際的に孤立させたばかりではなく、国内では人種差別を掲げる右翼(白人至上主義者やKKK、ナチ信奉者をこう呼ばせてもらいます)の台頭を許す状況を作り上げようとしています。

アメリカ創立以来、白人層の一部に存在し続けている人種差別意識。奴隷として強制的にアメリカへ連れてこられて白人層の(特に南部)所有物とみなされた黒人層が白人と同等の権利を持つことに抵抗がある白人層が未だにひそかに存在しています。従来の大統領は平等主義を掲げて人種差別を少なくする努力(大統領によって差はありますが)を続けてきました。それがトランプは公然と白人至上主義を認めるニュアンスの発言をして、良心的な国民を震撼とさせています。

友人たちを一層、欝に陥れています。

そんなわけで、心を癒してくれる日常に心を集中するように心がけています。

私が住むソノマは、毎日、好天気が続くので、その気になれば(不精者の私はその気になってませんが)、大概の植物が育ちます。

我が家の裏庭にりんご、桃、柿、スモモの木があります。なんの世話もしてないので、見栄えの良くないフルーツですが、毎年実を付けてくれて、熟した果物をその日に採って食することができます。

年によって開花時期に雨が降って、花ぶるいを起こして、ほんの数個しか果実がつかない年もあります。

 

今冬にたっぷりと雨が降ってくれたおかげで、スモモはたくさんの実がつきました。ところが熟する期間にどうやらスモモが気に入る天候状態ではなかったようで、果肉が薄茶色であまり美味しくないのです。

夫はスモモ栽培農家になった気分で毎朝ワインの箱がいっぱいになるほど、せっせと摘み取ってきます。そして友人にたちに強制的に配っています。

我が家のスモモが好きな友人は、毎年楽しみにしているのですが、「今年のスモモは味がいつもと違うね」と控えめに言いました。

「僕もそう思う。まずいのはどんどん捨ててよ」と夫。

 

少しでもスモモを救おうと、生まれて初めてスモモのジャムを作りました。サンセット・マガジンで見つけたレシピを使いました。

どっさりの砂糖とレンモン果汁に加えて、ペッパーコーン、オレンジピール(オレンジの皮を2センチほど皮むきで剥いたもの)、月桂冠の葉を1枚、バニラビーンを入れて煮込むので、一般的にイメージするジャムとはちょっと味が違ってて、家族に好評です。

娘は朝食のトーストに塗って食べるのにぴったりだと言って、瓶詰め一個をいそいそとサンフランシスコに持って帰りました。

スモモの栽培を家業としていたら、今年のスモモの味が悪くて売れなくて、家計が火の車になったなあと思います。果樹だけではなく栽培農家は天候次第で出来不出来が決まってしまうのだから、大変ですよね。

今は桃が熟してきました。こちらは開花時期に雨が降ったので、あまり実が付いていません。

熟しすぎてしまう前に採らなければなりません。形はかなり悪いのですが、今だ!というときに摘み取った桃は本当に美味しいです。

これはキューリでもトマトでも同じですよね。

スモモの写真は収穫したごく一部です。

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アメリカよ何処へ行く 2